QualcommがNUVIAを買収 元Appleの半導体部門トップが設立のベンチャー

QualcommのSnapdragonの画像

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QualcommのSnapdragonシリーズはAppleのAシリーズと熾烈な性能競争を繰り広げています。そんなQualcommが半導体のベンチャーであるNUVIAを買収するというニュースが入ってきました。NUVIAは元Appleの半導体部門トップが立ち上げたベンチャー企業です。

Appleの元半導体部門トップ3人で設立されたNUVIA

NUVIAはもともと、iPhoneやiPadに搭載されるAシリーズの開発をリードする、元Appleの半導体部門トップの3人によって2019年に設立されました。
 
NUVIAはこれまで、サーバー用のカスタムCPUコアの開発に取り組んでいます。
 
QualcommによるNUVIA買収額は14億ドル(約1,455億円)です。

スマートフォンに限らず応用可能

Qualcommはスマートフォン向けのシステム・オン・チップ(SoC)であるSnapdragonシリーズで知られていますが、ほかにもパソコン、デジタルコクピット、先進運転システム(ADAS)など、さまざまな分野に進出しています。
 
今回の買収で得られたNUVIAのCPUをSnapdragonなどに統合することで、Qualcommはより性能や電力効率を向上させ、競争力を高めていくことができるでしょう。
 
 
Source:Android Central
Photo:Pixabay
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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