Appleが断念した、どこでも充電可能なワイヤレス充電器が国内販売開始

NOMAD Base Station Pro

NOMAD Base Station Pro
 
Appleが開発を断念したAirPowerのように、iPhoneとAirPodsの合計3デバイスをどこに置いても同時にワイヤレス充電できる「NOMAD Base Station Pro」を、TokyoMac ✕ MacPerfectが国内販売を開始しました。ソフトウェアのアップデートで進化を続けるワイヤレス充電器です。

AirPowerで実現できなかった「どこに置いても充電」

NOMAD Base Station Pro」は、高品質なApple製品用アクセサリーブランドとして知られるNOMADと、ワイヤレス充電技術「FreePower」を持つairaが共同で開発した、ワイヤレス充電器です。
 
NOMAD Base Station Pro
 
本体内部に18個のコイルを内蔵することで、Appleが発表しながらも2019年3月に開発中止を明らかにしたAirPowerのように、ワイヤレス充電に対応したiPhone、AirPods充電ケースを本体のどこに置いても、最大3デバイスまで最大7.5Wで同時充電が可能です。
 
NOMAD Base Station Pro
 
Qi(チー)規格のワイヤレス充電に対応していれば、Apple製品以外の充電も可能です。
 

 

Apple Watchも一緒に充電できるマウントを後日提供

「NOMAD Base Station Pro」には、30WのUSB Power Delivery対応アダプタ、もしくはMacからUSB-Cケーブル(2メートルのケーブルが付属)で給電します。
 
NOMAD Base Station Pro
 
本体は幅22センチ、奥行き14センチ、薄さ1.27センチのアルミニウムフレーム製で、デバイスを置く部分は柔らかいパッド入りのレザーで覆われています。
 
「NOMAD Base Station Pro」単体ではApple Watchの充電には対応しませんが、Apple Watch電源アダプタを固定できる「Apple Watch Mount」の開発が進行中であり、TokyoMac ✕ MacPerfectで「NOMAD Base Station Pro」を購入すれば、2021年3月前後に発送される予定です。
 
NOMAD Base Station Pro
 
「NOMAD Base Station Pro」の、TokyoMac ✕ MacPerfectでの販売価格は29,800円(税別)です。

ソフトのアップデートで進化を続ける

通常のワイヤレス充電器と異なり、「NOMAD Base Station Pro」をMacやPCに接続すると、「FreePower Updater」アプリケーション(Mac版、Windows版)により、充電の改善、修正、追加デバイス互換性などの機能更新を、追加料金不要で受けられます。
 
NOMAD Base Station Pro
 
2020年8月にBloombergが「NOMAD Base Station Pro」に搭載されたアルゴリズムにバグがあり、充電完了したデバイスと未完了のデバイスが混同される、と指摘していますが、こうした不具合も修正可能とみられます。
 
また、TokyoMac ✕ MacPerfectで購入すると、テックチームによるサポートサービス(日本国内限定)も受けられます。
 


 
 
Source:TokyoMac ✕ MacPerfect
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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