Appleの株価、iPhone11好調でさらに上昇続く見込み~米銀行予測

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連日のように史上最高値を更新するAppleの株価ですが、米大手銀行のBank of Americaによる分析では、しばらくはこのまま値上がりを続けるようです。

1年間でAppleの株価は2倍に

2020年のiPhoneは、次世代通信規格の5Gに対応すると言われています。4G LTE通信に比べ通信速度が最大100倍速いとされる5Gとあって、消費者からの注目も高いことが分かっており、2019年12月にはPiper JaffrayがAppleの株価目標を305ドル(約33,400円)としました。
 
apple 株価 2020年1月23日
 
ところが現在(2020年1月23日終値)、Appleの株価は319.23ドル(約34,960円)と、Piper Jaffrayが定めた目標を上回っています。2019年11月に史上最高値を更新したと騒がれたときから、わずか2カ月で約20%も株価が上昇しているのです。さらに2019年1月23日と比較すると、約2倍の上昇となっています(153.92ドル)。

売上高は増加濃厚

急ピッチの上昇に警戒を強める投資家もいそうですが、Bank of Americaは、Appleの株価がまだ過小評価されていると見ています。アナリストのワムシ・モハン氏は、それまでの330ドル(約36,140円)から340ドル(約37,240円)へと株価目標を上方修正しました。
 
iPhone11の売れ行きが想像以上に良いことや、Appleへの忠誠度やiPhone所有率が堅調な推移を見せていること、サービス部門へ新たに仲間入りしたApple TV+が売上を底支えしそうなことなどが理由とされています。
 
モハン氏は、2020年度第2四半期(1月~3月)におけるAppleの売上高が620億ドル~650億ドル(約6兆7,920億円~約7兆1,200億円)ほどになると見込んでいます。2019年度第2四半期は580億ドル(約6兆3,530億円)であったため、前年同期比で7%~12%ほど売上高が増加する計算になります。
 
一方で同氏は懸念すべき点として、米中貿易摩擦による追加関税のほか、フラッシュメディアやRAMの価格上昇、ドル安、投資家の警戒などを挙げています。
 
またBank of America以外にも、Wedbush証券がAppleの目標株価を350ドル(約38,340円)とし、全て順調なら2020年内に400ドル(約43,820円)も夢ではない、とする大胆な予測を出しています。
 
 
Source:AppleInsider
Photo:Google-Apple Stock
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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