Wistron、インドでiPhone7の生産を開始

iPhoneの組み立てを担う台湾のWistronが、インドでiPhone7の生産を今年3月から開始している、と地元紙The Economic Timesが伝えています。
ハイエンド機ではなくiPhone7だった
インドではすでにiPhone SEとiPhone6sの生産が行われていましたが、新たにiPhone7もインド製iPhoneラインナップの仲間入りを果たしたことがわかりました。
今年3月上旬にインド政府が100万ドル(約1億1,157万円)規模の工場の建設許可をWistronに与えたと報じられたため、iPhone8やiPhone XSなどのハイエンドモデルの生産が開始されるのではとの噂が飛び交いました。
その後、WistronのインドでのiPhoneハイエンドモデルの生産予定はない、との新報道があり、情報が錯綜していましたが、生産が開始されていたのはiPhone7であったことが今回明らかになりました。
iPhone7はインドで生産するにはリスクの低いモデル
「iPhone7はAppleにとってインドで生産するのにリスクの低い製品だ」と、IT専門調査企業IDCの研究ディレクターのナブケンダー・シング氏はコメントしています。
Appleがインドに生産拠点を設ける理由として、約40%という高い輸入関税が挙げられます。インド国内でデバイスの生産を行うことで関税を避け、デバイスの販売価格を下げるのがAppleの目的だとみられています。
Source:The Economic Times via AppleInsider
Photo:Jan-Willem Reusink/Flickr
(lexi)