Apple、Samsungグループのバッテリー企業の幹部を採用


 
Appleが、Samsungグループの中でバッテリーに特化したSamsung SDIの元上級副社長スンホ・アーン氏を雇い入れたことが明らかになりました。

バッテリーの内製化に乗り出している?

Bloombergによれば、スンホ・アーン氏は、2015年からSamsung SDIで上級副社長を務めていた人物であるとのことで、Appleでは国際バッテリー開発部門を率いるといわれています。
 
アーン氏は、Samsungでリチウムバッテリーパックと次世代バッテリー技術の開発を担当していました。
 
Appleは、過去にSamsung SDIのバッテリーを自社製品に使用したこともあるといわれています。
 
Appleはバッテリーの原料となるコバルトの直接調達にも乗り出しており、Appleの今回の動きは、同社がバッテリーの内製化を目指してさらに一歩踏み出し始めたと見ることもできます。

ディスプレイの自社開発も進めている

Appleはバッテリー以外にも、次世代ディスプレイ技術といわれるMicroLEDの自社開発も行っていると報じられるなど、製品部品の内製化に向けた動きはさらに高まっているようです。
 
2018年3月のディスプレイの自社開発報道で、Apple製品にディスプレイを供給するSamsungやシャープなどの株価が下がりました。最近では2020年のiPhoneでLCDが切られる可能性が高いことがわかり、サプライヤーのジャパンディスプレイは台湾と中国から資金提供を受ける道を模索しています。
 
 
Source:Bloomberg via 9to5Mac
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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