iOS12.1.1ベータでiPhone XRのHaptic Touch機能が拡大


 
10月26日に発売されたiPhone XRには、3D Touchの代わりに「Haptic Touch」という機能が搭載されています。先日開発者向けにリリースされたiOS12.1.1ベータ2では、現時点ではHaptic Touchでは行えない操作が実行可能になっていることがわかりました。

iPhone XRは「Haptic Touch」を搭載

iPhone XRには、iPhone6s以降のモデルに搭載されている、画面を強く押し込んで操作する3D Touchの代わりに、画面を長押しすると振動でフィードバックがある「Haptic Touch」が搭載されています。
 
ユーザーにしてみればどちらも操作性にほとんど違いはないのですが、現時点でHaptic Touchでできる操作は、ロック画面からの懐中電灯やカメラのショートカットの利用、コントロールセンターでメニューを開くなど、3D Touchで行える操作よりも少なくなっています。

iOS12.1.1では通知長押しでリッチコンテンツ表示

それが現在公開中のiOS12.1.1ベータ2では、ロック画面で通知を長押しすると、さらに内容(リッチコンテンツ)と、その先の操作を行うボタンが表示されるようになっています。これは3D Touchでは使える機能ですが、Haptic Touchでは現時点では行うことができません。
 
3D Touchをあまり使っていない方、馴染みのない方のために、米メディア9to5Macが画像を掲載していますので流用させていただきます。たとえば一番左の画像は、ロック画面でスクリーンタイムの通知を押し込んだときのもので、さらに詳しい内容とボタン(Manage Screen Time)が表示されます。
 
3D Touch

Haptic Touchで行える操作を増やすと明言

Appleは今後iOSのアップデートで、Haptic Touchで行える操作を増やしていくと明言しており、今回のiOS12.1.1ベータでの通知機能追加はその計画の最初の一歩と言えるでしょう。
 
押し込む力の加減で操作を変える「Peek」「Pop」のような3D Touch特有の機能は、長押ししかできないHaptic Touchでは実現不可能ですが、今回のような「押すだけ」で可能な操作は、今後Haptic Touchへも拡大されていくと思われます。
 
3D Touchの使い方を改めてチェックしたい方は「iPhoneの画面を押し込む「3D Touch」の操作・設定」をご一読ください。

 
 
Source:9to5Mac
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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