HomePod、発売直後にも関わらず米国スマートスピーカー市場で3%のシェア獲得

2月9日からアメリカ、イギリス、オーストラリアで販売の始まったHomePodは飛ぶようにとはいわないまでも、着実に売れているようです。アメリカの調査会社がスマートスピーカー市場の現状を調査した結果、HomePodは発売直後にも関わらず3%のシェアを獲得していることがわかりました。
スマートスピーカーの所有率は3割
調査対象となったアメリカの消費者520人のうち、スマートスピーカーを所有していたのは全体の31%に達しました。この31%の所有者でスマートスピーカーのシェアを計算すると、Amazon Echoが55%でトップ、次いでGoogle Homeが23%、マイクロソフトのCortanaが15%、HomePodは発売直後にも関わらず3%となりました。HomePodのシェアは先発の2機種に大きく水をあけられていますが、これから徐々に追い上げていくのでしょう。
スマートスピーカーの満足度は89%
この調査では所有デバイス以外にもスマートスピーカーの満足度やスマートスピーカーの用途についても質問しています。その結果、スマートスピーカーを所有している人の30%が「デバイスに非常に満足」と回答し、59%の人が「満足」と回答しています。合計すると89%の人がスマートスピーカーに満足しているという結果が出ました。
しかしこの結果をネットメディア9to5Macは、単にユーザーがスマートスピーカーに求めるレベルがまだあまり高くないためと分析しています。確かにスマートスピーカーの用途の調査結果を見ても、現時点での使い道は音楽鑑賞や天気予報、一般的な質問、ニュースやスポーツ情報と基本的な使い方が主流となっています。
音楽を聴く、天気予報やニュースを確認する程度の使い方なら現在のスマートスピーカーでも十分に対応できるということでしょう。ただ家電の操作や配車サービスの利用、通販などへと用途がさらに広がっていくと、音声アシスタントの優劣などが影響し、機種ごとに満足度に大きな差がついていくことが予想されます。
Source:9to5Mac
Photo:LOUP VENTURES
(KAZ)