アップル、「マップ」機能向上のためにGPS開発の権威を雇用

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アップルが昨年10月、高級車メーカーで衛星ナビゲーションシステムの開発を手がけていた開発者であるSinisa Durekovic氏を新たに雇い入れていたことが分かりました。

メルセデスベンツなどでGPSを開発

Sinisa Durekovic氏はAudiやBMW、メルセデスベンツといった名立たる高級車メーカーで、カーナビのマップに用いる衛星ナビゲーションシステムの開発を手がけていた人物で、米メディアBloombergによると、以前はオーディオ機器の開発で知られるHarmanでも「基礎設計とナビゲーションのチーフエンジニア」を担当していたとのことです。
 
アップルが彼を雇用した目的が、「マップ」アプリの機能向上にあることは間違いなく、最近も同アプリ開発のためにインドのハイデラバードに4,000人規模の拠点が設けられたばかりです。また将来的に登場するとされているApple Carや、最近出資を表明した配車サービス企業DiDiへのマッピングデータ提供なども視野に入っているとされています。

数々の特許も持つDurekovic氏

20年以上GPSの開発を手がけ、マップデータや車の衝突回避の特許も所有しているという筋金入りのDurekovic氏が参入することによって、一体どのようにアップルのサービスが変化を見せていくのか楽しみですね。なお、同氏とアップルともにこの件についてのコメントは得られていません。
 
 
Source:Bloomberg
(kihachi)

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丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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