「ティム・クックを逮捕してやる」フロリダの保安官がiPhoneロック解除問題で脅迫!

iphone フロリダ

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iPhoneロック解除問題について、フロリダ州の保安官がアップルCEOであるティム・クック氏を逮捕することもできると、脅しともとれるような発言をしたことが注目を集めています。

賛否両論のあるアップルの態度だが

銃乱射事件犯が所有していたiPhone5cのロック解除協力要請をアップルが拒否したことで勃発した、米政府当局とアップルとの「全面戦争」ですが、ドナルド・トランプ氏やオバマ大統領、日本政府国連までもがコメントを発する一大事へと発展しています。
 
実際、18世紀に施行された法律All Writs Actを持ちだしてまで、政府が暗号を解除出来るようにしようとしていることについては、上記に挙げた要人のみならず一般ユーザーの間でも賛否両論があることは確かです。
 
しかし、いくらアップルの態度にどうにも我慢がならないとはいえ、ティム・クック氏の逮捕を仄めかすような発言をするのはいかがなものなのでしょうか。問題とされる発言を行ったのは、フロリダ州の保安官Grady Judd氏です。

ティム・クック氏を捕まえてやる!?

同氏は、自身が担当している部署でも殺人犯のスマートフォンを解除するのに探偵を雇わなければならなかったとし、「『我々は連邦や州の判決なんて関係がない。ほら、我々は法の上に位置するんだぜ』などというビジネスモデルは作れない。アップルのCEOは、全てのアメリカ人同様、法の上にいないことを知るべきだ」とクック氏を舌鋒鋭く非難しました。
 
さらに、「皆に信じて欲しいのは、もし将来私の管轄でこんな事件が起きたら、州弁護士のオフィスへただちに告訴させ、判事にも我々の立場を保証させたうえで、『ゴロツキ(the rascal)』を捕まえてやるつもりだ」と、ティム・クック氏を逮捕することも吝かではないと鼻息荒く語ったとのことです。
 
同件についてアップルはコメントを控えています。
 
 
Source:ArsTechnica
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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