Apple、4~5年前のMacBook Proの一部を新型モデルに交換中

    15インチRetina ディスプレイのMacBook Pro

    15インチRetina ディスプレイのMacBook Pro

     
    Appleが、4~5年前に製造されたMacBook Proを、最新型のMacBook Proに交換するプログラムを実施しています。交換用バッテリーの供給不足に対応するための措置で、AppleCare+の保証対象であれば無料、保証対象外の場合19,800円で、新しいMacBook Proが手に入る可能性があります。
     
    【追記 2017/7/27 8:15】Appleはその後、現地時間7月26日付けの社内メモで、バッテリーの入荷状況が改善し、修理が可能になったと通知しています。これに伴い、新モデルへの交換は終了した模様です。

    交換用バッテリーが供給不足!9月まで待つか、MacBook Proを交換するか

    「15インチRetina ディスプレイのMacBook Pro(Mid 2012とEarly 2013)用のトップケース一体型バッテリーの供給量が非常に限られており修理に応じられない」、という内容のApple内部の指示を入手したと米メディアMacRumorsが報じています。
     
    バッテリーの入荷が厳しい理由については不明ですが、同様の状況は3月から始まっており、9月15日頃まで続く見込みとのことです。
     
    Apple内部文書では、バッテリーの交換を希望するユーザーに対しては、バッテリーの入荷を待ってもらうかわりに交換費用をAppleが負担するか、すぐに交換が必要な場合は同等の機能を持つMacBook Proへの交換を指示しています。

    2017年のTouch Bar

    海外掲示板サイトRedditには、「MacBook Proを交換してもらえた」とする証言が数多く掲載されています。
     
    ハンドルネームNoTNoS氏は、2012年型のMacBook Proを2017年型15インチMacBook ProのTouch Bar搭載モデルに交換してもらえた、と明かしています。
     
    交換には10営業日かかりましたが、代替品の到着までの間、手元のMacBook Ptoを使い続けることができ、必要な費用はバッテリー交換費用の199ドルだけだった、とのことです。
     
    交換後のモデルは、整備済み品の2015年型MacBook Proが多いようですが、2016年や2017年のMacBook Proに交換してもらえた、とする書き込みも散見され、アメリカのほか、イギリス、オーストラリア、カナダ、ブラジル、スペインなどの国々のユーザーが交換を受けています。

    手元のMacBook Proが対象か、確認を

    今回の交換の対象は、Mid 2012とEarly 2013の15インチRetina ディスプレイのMacBook Proのみで、製造時期が違うもの、13インチのMacBook Pro、非RetinaディスプレイモデルやMacBook Airは対象となりません。
     
    また、MacBook Proがバッテリー交換を必要としている状態であることが条件となります。
     
    画面左上隅のAppleマークから「この Mac について」>「システムレポート」を開きます。「電源」メニューから確認して、バッテリーの交換・修理をすすめる表示がされていれば対象です。
     
    最終的には、Apple Storeまたはプレミアムサービスプロバイダでバッテリーの状況を診断し、判断が下されます。
     
    該当するモデルのMacBook Proをお持ちの方で、バッテリーの状態が当てはまる方は、Apple Storeまたはプレミアムサービスプロバイダに連絡してみてください。Genius Barの予約や店舗との連絡には、iPhoneの「サポート」アプリが便利です。

     
     
    Source:MacRumors
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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