世界でのMac出荷台数が減少傾向へ〜ASUSに4位奪われる

    MacBook

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    世界のPC市場が7四半期連続で縮小するなか、AppleのMacは逆に出荷台数を伸ばすなど底力を見せてきましたが、ここへ来て全体と同じ下降傾向を示し始めたようです。調査会社GartnerとIDCの最新報告から明らかになりました。

    世界4位から5位へと後退

    IDCの最新報告によると、2016年第2四半期における世界のPC出荷台数は6,240万台で、前年同期比4.5%減となりました。
     
    Appleの同四半期の出荷台数は442万台で、前年同期比8.3%減と上位5社のなかではもっとも大きな下げ幅となり、市場シェアも7.4%から7.1%へと縮小。前年同期は世界4位だったのが、今四半期はASUSと順位が入れ替わり、5位へと後退しています。
     
    Appleは米国内でも、206万台から191万台へと出荷台数を減らしており、市場シェアも12.7%から11.2%へと縮小しました。
     
    IDCはAppleの低迷について、他社との競争が激化したこと、多くのユーザーがMacBook Proの新製品を待って買い控えていることを理由としてあげています。
     
    IDC

    IDC US PC

    世界市場で6位Acerが5位Appleに肉薄

    Gartnerも、第2四半期の世界のPC出荷台数は6,430万台で前年同期比5.2%減と、IDCとほぼ変わらない予測を発表しています。同社はAppleの出荷台数は456万台で前年同期比4.9%減、市場シェアは7.1%で横ばいと推測しているものの、出荷台数を伸ばしたASUSにやはり4位を奪われる形となっています。
     
    しかもGartnerの表を見ると、6位のAcerがAppleに肉薄しているのがわかります。
     
    米国内を見ると、上位5社の中で、前年同期比で出荷台数を減らしているのはAppleのみです。Appleの第2四半期の出荷台数は187万台で、前年同期比9.3%減、市場シェアも13.8%から12.3%へと縮小しています。
     
    Gartner PC world

    gartner us pc

    待たれる次の業績発表

    2016年第1四半期の調査では、IDCはAppleが世界と米国の両市場においてシェアを伸ばしたと報告しています。先述したように、第2四半期のMac出荷台数の落ち込みには、今年後半の発売が見込まれる、新しいMacBook Proシリーズ待ちが影響している可能性があります。
     
    Appleは7月26日に同社第3四半期の業績を発表する予定で、その際Macの売り上げについても明らかになる見通しです。
     
     
    Source:9to5Mac
    (lunatic)

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