携帯契約「2年縛り」無料解約期間を2カ月に延長、3社横並びで中途半端な決着に

キャリア看板

ドコモが携帯電話契約の「2年縛り」について、一部を見直す計画であることが産経新聞の報道で判明しました。ドコモは3月から、契約期間2年が終了してから2カ月間を無料解約期間とし、これまでの1カ月間から延長する方針です。

 

3社ロゴ

ソフトバンク、auも追随へ

au5月以降に無料契約期間の延長を実施する方針であり、ソフトバンク3月以降のできるだけ早期に実施としています。無料解約期間の延長は3社横並びで実施されるようです。

 

しかし「2年縛り」自体の見直しが強く求められている実態を考え合わせると、非常に中途半端な施策と言えそうです。先般からの携帯電話料金の引き下げ議論も中途半端に決着しました。機種代金の実質0円への批判からiPhoneの値上げも実施されます。「2年縛り」見直しの中途半端な結論は、これらに続いて残念な結果と言えそうです。

 

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消費者の不満はくすぶり続ける

ここ数年で急速に値上がりした月々の携帯電話料金と「2年縛り」の存在は消費者の不満の種になっています。携帯電話会社側の言い分(2年契約で安く料金を抑えているので縛りは当然)にも一理あるのもわかりますが、もう少し消費者側に歩み寄った解決策があっても良かったのではないでしょうか。

 

今後も大手3社の料金が高止まりし、機種代金が値上がりし、さらに契約形態が不自由なままなら、さらにMVNOの格安プランへと利用者が移動する可能性も考えられます。
 
 
Source: 産経新聞
(KAZ)

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