今期の「パクられ」スマホ・ランキングが発表される!iPhoneはまさかの2位


本物が87%、模造品が2.06%、判別不能が10.94%
ベンチマークの測定でお馴染みのAnTuTuが、2015年第4四半期(10-12月)に模倣されたスマートフォンのランキングを公開しました。iPhoneは2位でした。
サムスンが圧倒的な1位
模倣されるということは、それだけ消費者にとって偽物でもいいから手にしたいと思うような端末であることを意味しますが、AnTuTuが発表した統計によれば、同期間中に発表された模倣スマートフォンの内訳は、サムスンを模した端末が全体の45.5%を占め、次いでアップルの22.07%、3位がXiaomiの7.81%であることが分かりました(「その他」の18.31%を除く)。
さらに端末ごとの内訳をみると、Galaxy S6が全体の21.96%を占めており、次点のiPhone6に圧倒的な差をつけていることが分かります。
iPhone6、iPhone6 Plus、iPhone6s Plusを合計しても15.29%であることから、いかに模倣市場でGalaxy S6が人気だったかが分かるというものでしょう。これは筆者の予想ですが、模倣スマートフォンは基本的にAndroidを搭載しているため、iOSのようなAndroidが搭載されているニセiPhoneよりも、はなからAndroidのニセGalaxy S6の方が、市場で受け入れられやすい傾向にあったのかも知れません。
模倣市場は縮小傾向に
ただし、模倣市場自体は年間を通してみると、第2四半期をピークとして縮小傾向にあることも判明しました。
理由としてAnTuTuは、スマートフォンの市場競争が白熱化し、正規品が模倣スマートフォンの市場すら食ってしまうような状況にあること、偽造品を撲滅する活動がオンラインマーケットの淘宝(Taobao)などで高まったこと、ベンダーがオンラインストアを開設するなどチャネルを増強したことによって、消費者が偽物を手にしにくくなったことなどを挙げています。
ちなみに筆者も先日、淘宝(Taobao)でXiaomiのスマートフォンをチェックしていたところ、格安で同ベンダーのフラグシップモデルMi4が発売されていたことに驚いたものの、よく見ればLingwinという模造メーカーのMi4だったということがありました。まだ、Xiaomiと偽っていないだけマシですが……。
Source:cnBeta
(kihachi)