Apple Musicの有料会員数が1,000万人突破、専門家の予測上回る伸び
Apple Musicの有料会員数が、サービス開始から6ヶ月で1,000万人を突破したとFinancial Timesが報じています。先行していたライバルのSpotifyが6年かけて獲得した会員数を、わずか半年で達成したこととなります。
Apple Music有料会員数、専門家は昨年末に800万人と予測
Appleのストリーミング音楽配信サービス、Apple Musicは、2015年6月末にiOS8.4のリリースと同時に開始されました。
3ヶ月の無料期間後もサービスを継続した有料会員数が650万人に上ることをAppleが10月に発表していました。昨年12月、音楽業界のアナリストMark Mulligan氏が昨年末に800万人と予測していましたが、はるかに上回るペースでの増加となりました。
2017年にはApple Musicがストリーミングの首位に
Mark Mulligan氏には、Apple Musicの急速な会員数の伸びから、2017年にはストリーミング音楽配信サービスで首位に立つ可能性もある、と見ています。
なお、業界トップのSpotifyの有料会員数は2015年6月の時点で約2,000万人であることが判明しています。
音楽ビジネスの中心はストリーミングへ
ニールセンによると、アメリカでのアルバム販売数は2014年に9%下落、楽曲ごとのダウンロード販売数は12%下落している一方、ストリーミングは50%の伸びを示しており、音楽販売ビジネスの主流はストリーミングにシフトしています。
日本ではストリーミング音楽配信サービスの約7割に認知されているものの、利用者は1割弱にとどまるのが現状ですが、今後、参画するレーベルの増加などの変化により利用者が伸びることが考えられます。
今年はハイレゾ音源配信開始との噂も
昨年のクリスマスには、Apple Musicでビートルズの楽曲の配信が開始され、待ち望んでいたファンたちを喜ばせました。
今年はApple Musicがハイレゾ音源の配信にも乗り出すとの噂もあり、音質にこだわるユーザーを取り込むきっかけになるかもしれません。また、今秋発売が見込まれるiPhone7ではヘッドフォン端子が廃止され、Lightning端子かBluetooth接続に変わるとの噂もあります。
Source:Apple Insider
(hato)