ジョブズに賃上げを要求すると、何と言われるのか

    ジョブズ

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    世界最大の時価総額を有するアップルなだけあって、当然従業員も世界最高の給料を得ているものと思うかもしれません。しかし実際には、グーグルなど他のテクノロジー企業と比べ、飛び抜けて良い待遇というわけではないようです。アップルの元従業員でFlipboardの創始者でもあるEvan Doll氏がTwitterで、1人のエンジニアがスティーブ・ジョブズ氏に給料の低さを訴えた時の様子を回顧して話題となっています。

    マネージャーに聞いてみろ

    Evan Doll氏によれば、2007年にとある席で、エンジニアの1人が他のシリコンバレー企業に比べ、自身の給料が低すぎるとスティーブ・ジョブズ氏に訴えたことがあったそうです。企業によっては、直訴の結果、決済代行会社Gravity Paymentsのように、CEOが自分への報酬を削ってまで、従業員の最低年収を7万ドル(約840万円)にまで引き上げてくれたのかも知れません。
     


     
    しかし残念ながら、ジョブズ氏は冷たい目で、「どうして自分にはもっと価値があると考えないのか、マネージャーに聞いてみた方がいい」と言い放ち、一蹴してしまったそうです。
     
    実にジョブズ氏らしい逸話ですが、この場を体験した従業員は他にもいたようで、同じく元従業員のJ Metz氏も、

    彼が話している間、ジョブズは椅子に座って床をじっと眺めていた。全く何の反応も示さず、話が終わるのを待っていた。最後にジョブズは、「アップルはこの業界で他の企業同様、正当な支払いを行っていると私は考えている」と述べ、「もし不満があるなら、マネージャーにどうして自分がそれだけの価値しかないのか聞いてみた方がいい」と言った。やり取りを聞いていた人間は皆、拍手喝采だったよ。

    と当時の様子を述懐しています。
     
     
    Source:威锋网,Twitter
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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