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Apple Watchのようなスマートウォッチを装着して文字入力すると、手の動きから入力した内容が読み取られる可能性を示す動画が公開されました。パスワードや銀行の暗証番号も知られてしまう可能性があります。
デンマークのコペンハーゲンIT大学の大学院生であるTony Beltramelliさんは、修士論文の研究題材として、スマートウォッチに内蔵されているジャイロスコープや加速度センサーから得られる情報をもとに、ユーザーが入力している文字を推測可能であることを示しています。
「Deep Spying」と名付けられた、実験の動画がこちらです。iPhoneのような端末のキーに触れた位置が、次々と画面下に表示されていくのがわかります。
もし、悪意を持ったハッカーがスマートウォッチに不正なアプリを仕込み、タイピングの内容や暗証番号を盗み出して悪用すれば大きな被害が出ることも考えられます。
Apple Watchのアプリは、App Storeからダウンロードする限りはAppleの厳しい審査で安全性が確認されたものですが、「野良アプリ」と呼ばれる、安全性の確認できていないアプリをインストールすることは避けた方が良いでしょう。
Source:Ubergizmo
(hato)
2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。