iPad Proのデザイン担当者、バッテリー駆動時間を伸ばさなかった理由を説明

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仏メディアNumeramaのインタビューに答えたAppleデザインスタジオのモリー・アンダーソン氏とスコット・ブロドリック氏が、新型iPad Proのデザイン上の選択について語りました。

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iPadは持ち運びやすさが最も重要

「iPad体験において最も重要なのはその持ち運びやすさです」と新型iPad Proのデザインを担当したアンダーソン氏は述べています。

同氏によれば、iPadは元々“魔法のようなガラスのシート”というコンセプトに基づいてデザインされており、今回のiPad Proで限りなくそこに近づいたとのことです。

バッテリー駆動時間よりも薄さを優先

「新型iPad Proは、これまでのモデルと同じバッテリー駆動時間となっています」と同じくiPad Proのデザインに携わったブロドリック氏はコメントしています。

デバイスの薄さバッテリー駆動時間の関係性について、同氏は「バランスの問題なんです」と述べています。

新型iPad Proの13インチモデルは厚みが5.1ミリとなっており、Numeramaはその薄さを写真に収めるのも一苦労だと表現しています。

ユーザーにとってiPadの薄さはどうでも良い?

最近発表された調査結果によれば、古くなったiPadは売却されず、そのままキープされるか家族や友人に贈与される傾向が強いことがわかっています。

旧型iPadは最新モデルと比べてより分厚いですが、多くのユーザーは家でデバイスを使用すると推測されるため、薄さはあまり重要でない可能性もあります。

人気YouTuberのマーケス・ブラウンリー氏は、新型iPad Proはデバイスをより薄くする代わりにもっとバッテリーを積めばよかったのにと述べており、Appleデザインスタジオのバランス感覚を疑っているようです。

Source: Numerama

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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