iPhone16/16 Proが7%値上げ懸念!早ければ15/15 Pro値上げも!?
iPad Pro(M4)とiPad Air(M2)に適用された平均為替レートである「1ドル/167円(ただし消費税込み)」をiPhone15シリーズおよびiPhone15 Proシリーズに適用されている為替レートと比較した結果、約7%円安設定になっているのが確認されました。
今秋発売のiPhone16シリーズおよびiPhone16 Proシリーズに適用され、販売価格が約7%値上げされることが懸念されます。また、その前にiPhone15シリーズおよびiPhone15 ProシリーズもiPad mini 6のように値上げされる可能性も、無いとは言えないような大きな変動率です。
iPad Pro(M4)とiPad Air(M2)に適用された為替レート
iPad Pro(M4)とiPad Air(M2)に適用された(消費税込みでの)為替レートは、下記の通りです。
最も円高に設定されているのが161円、円安で設定されているのが171円です。
本来であれば消費税別で適用為替レートを確認すべきですが、Appleは消費税込みでXXX,800円になるように丸めていますので、為替レート変更率を算出する上では誤差の範囲と考え、あくまでも消費税込みでの適用レートをもとに値上げ率を確認しました。
消費税別価格を算出して比較しても、約7%の円安レートに
参考まで、Appleが設定していない消費税別価格を逆算した結果は下記の通りです。iPhone15シリーズに適用された平均為替レートは142円、iPad Pro(M4)とiPad Air(M2)に適用された平均為替レートは152円で、やはり消費税別価格で比較しても約7%の円安となっています。
iPad mini 6などの値上げ前の適用為替レート
2024年4月30日に確認した際の、各モデルの適用為替レートを米国と日本での税別価格で算出したのが、下記の結果でした。
iPad mini 6やApple Pencil(第2世代)の値上げも、下記の適用為替レートが変更されたのが最大の理由でしょう。
iPhone15/15 Proシリーズの現在の適用為替レート
iPhone15およびiPhone15 Proシリーズに適用されている(消費税込みでの)為替レートは、下記の通りです。
iPhone15シリーズとiPhone15 Proシリーズとで米国での販売価格が同額のモデルの場合、日本ではProシリーズが5,000円高く販売されています。
iPhone15およびiPhone15 Proシリーズに適用されている、消費税込みでの平均為替レートは157円です。
消費税別価格を算出すると為替レートは142円ですが、適用為替レートの違いを試算する上ではどちらを用いても約7%で変わりません。
iPhone16/16 Proシリーズの予想販売価格は!?
iPhone16シリーズおよびiPhone16 Proシリーズに適用される平均為替レートが、iPad Pro(M4)とiPad Air(M2)に適用された(消費税込みでの)為替レートである167円になってしまう場合、販売価格は下記のようになると試算されました。
上記、米国価格はiPhone15シリーズおよびiPhone15 Proシリーズと変わらない設定としています。
最安モデルの予想販売価格
それぞれのモデルの最低価格は、iPhone16が税込133,800円、iPhone16 Plusが税込149,800円、iPhone16 Proが税込188,800円、iPhone16 Pro Maxが税込199,800円に値上げされるかもしれません。
iPhone16 Proは光学5倍望遠カメラを搭載、最小ストレージ容量が256GBになると噂されています。
iPhone6のようにモデルライフ途中で15/15 Proの値上げも!?
急速に円安にふれている状況から、現在販売中のiPhone15およびiPhone15 Proシリーズなどモデルライフ途中で値上げされる可能性が無いとは言えません。
Apple2015年3月に、iPhone6シリーズなど販売中の製品を日本で値上げしており、理由はその際も円安によるものと考えられていました。
Photo:Apple