Apple、中国の自社研究施設への投資増額を発表
Appleは12日、中国にある応用研究所の拡張を発表しました。上海にある研究センターをさらに強化し、深センにも新たな研究所を設立するそうです。。これらの施設では、iPhone、iPad、Apple Vision Proなどの製品をテストして改良を加え、すべてのデバイスがAppleの比類ない品質と性能基準を満たしていることを保証しています。
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すでに投資額は205億円超
Appleはこれまでに中国の先進的な応用研究所に10億元(約205億円)以上を投資してきており、今後さらに投資を拡大する予定だそうです。
研究所は生産・組み立て現場の近くにあるため、エンジニアはサプライヤーと緊密に連携してハイテク生産プロセスの専門知識を共有することで、リアルタイムの調整が可能になるとのことです。
Appleは中国の重要性を強調
プレスリリースの中で、Appleは現在北京、上海、蘇州、深センに研究開発拠点を構えており、これらのチームはポートレートモードやナイトモードの開発に大きく寄与した、と述べています。
Appleが中国で製品展開を開始してからすでに30年以上が経過しており、iOSアプリ開発やサプライチェーンに携わる人々、自社従業員を含めて500万人の雇用創出につながっている、とも記されています。
最近Appleの中国での売上は急低下
Huaweiの復活を受けてか、Appleの最近の中国での業績は急速に悪化しているため、盛り返しを行おうとAppleは上海に新店舗オープンを計画しています。
今回の研究所への投資拡大にも、中国での売上を回復させるためのマーケティング的な側面があるのではないでしょうか。
Photo: Apple