米iPhone新規購入者の13%がAndroidから乗り換え。昨年より2%減

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調査会社Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)が、米国でiPhoneを新規購入した人のうち、Androidスマートフォンから乗り換えた人の数に関する最新の調査結果を発表しました。昨年春に5年ぶりのピークに達した後、AndroidからiPhoneに乗り換える人の数は若干減少傾向にあります。
 
昨年5月にCIRPが発表したデータでは、iPhoneの新規購入者のうち15%がAndroidからの乗り換えで、平均販売価格も1,000ドル弱(約15万円)と、Appleの勢いを示す結果となっていました。

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米iPhone新規購入者のうち15%がAndroidからの乗り換えで昨年から2%減

上記のグラフは、各年のiPhone新規購入者のうちAndroidから乗り換えた人の割合を示すものです。このグラフが示すように、2023年に米国でiPhoneを新規購入した人のうち13%がAndroidから乗り換えたと回答しました。これは、昨年の値から2%減少していますが、2020年と2021年の値を2%上回っており、2019年と同値となっています。
 
2024年は、AndroidデバイスがiPhoneに対抗してシェアを回復するかどうかが注目されるでしょう。特にSamsungGalaxy S24シリーズは2024年1月の発売後、非常に高い評価を受けており、顧客満足度スコアはiPhone15およびiPhone15 Proよりも高くなっています。
 
ちなみに、2023年の全世界におけるスマートフォンの販売台数においては、iPhoneが2億3,460万台で1位、Galaxyは2億2,260万台で2位でした。Samsungは2011年から首位を獲得してきましたが、13年ぶりに首位から陥落しました。さらに、前年と比べるとiPhoneの販売台数は3.7%増加したのに対し、Galaxyは13.6%減少し、減少率はトップ5ブランドで最も大きくなっています。
 
減少率は大きいものの、1位のiPhoneとの差は少なくGalaxy S24シリーズの評判も非常に高いため、2024年はSamsungが首位を奪還し、iPhoneへのユーザーの流入を防ぐことができるかもしれません。

日本では、iOS(iPhone)のシェア率が非常に高い

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StatCounter Global Statsのデーターによると、2023年1月〜2024年1月の日本におけるOSのシェア率(モバイル端末のみ)は、iOS(iPhone)67.39%、Android32.36%という結果となりました。しかし、全世界ではAndroidのシェア率は69.94%、iOSが29.32%とAndroidのシェア率が非常に高いです。
 
このように日本はiPhoneの人気が高いことで知られていますが、2009年から現在のシェア率は、ほぼ変わっていないため、iPhoneは同国において他を寄せ付けないほど独占的な地位を築いていると言えるでしょう。日本におけるAndroidからiPhoneへ乗り換える人の割合については不明ですが、同国においてもGalaxy S24シリーズの売れ行きがシェア率にどれくらいの影響を与えるのかが注目されます。
 
Photo:CIRP

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この記事を書いた人

本職はWebデザイナーでMacBook Airを10年以上愛用中。iPhone Maniaのライターとしては、2020年から活動開始。iPhone歴は4s→6→7→XS→12 Pro Max。

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