iPad mini/AirのOLEDモデルはProほど高くない!?原価低減が期待
やはり、2026年モデルのiPad miniとiPad Airに搭載される有機EL(OLED)のディスプレイパネルを製造するのは、中国BOEかもしれません。
iPad miniとiPad Air向けOLEDディスプレイパネルの製造を、中国TCL CSOTが計画しているとの噂もあります。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 2026年モデルのiPad miniとiPad Airは、OLEDディスプレイを搭載すると噂。
2. これらのOLEDディスプレイパネルは、中国のサプライヤーが製造するかもしれない。
3. 中国のサプライヤーの卸価格は韓国のサプライヤーよりも安いと噂されているので、販売価格値上げ抑制に繋がると期待。
iPhone SE(第4世代)用OLEDディスプレイ開発と噂のBOE
BOEが、タブレットおよびラップトップ向けに最適なサイズのOLEDディスプレイパネル製造に大型投資すると報じたのは韓国メディアBusiness Koreaで、Apple向けOLEDディスプレイパネルの大多数を供給するSamsung DisplayとLG Displayのお膝元であることから、伸長著しい中国のサプライヤーの動向を注視しているのでしょう。
ただし、そうしたサプライヤー間の思惑とは別に、ユーザーにはサプライチェーンの多角化が販売価格抑制という点でメリットになると期待されます。
iPhone SE(第4世代)の開発ベースとなるiPhone14にOLEDディスプレイパネルの大多数を供給しているのはSamsung Displayですが、これがBOEに変わることで卸価格の値下げが実現されるかもしれません。
iPad miniとAir用OLEDディスプレイの受注を想定か
iPadシリーズ向けOLEDディスプレイパネルはiPad Pro向けが高機能なものになるのに対し、iPad miniとiPad Air向けはリフレッシュレートが低く、製造コストを抑えることが容易な仕様になるとの噂もあります。
BOEとAppleの関係は以前よりも薄くなっていますが、iPad miniとiPad AirがOLEDディスプレイパネルを搭載する可能性がある2026年まではまだ時間がありますので、今後、製品開発が順調に進むことを期待します。
Photo:Apple Hub/X
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