84.7%が認知、10.9%が所有:Apple Watchの最新調査結果
日本におけるApple Watchの認知は84.7%、所有は10.9%で、所有率が高いのは性年代別では20代男性であることが、MMD研究所の最新調査から明らかになりました。
MMD研究所は18歳〜69歳の男女14,471人を対象に、2023年11月10日〜11月15日の期間で「Apple Watchの購入と利用に関する調査」を実施、その結果を公開しています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Apple Watchの認知は84.7%、所有は10.9%。
2. Apple Watchに興味はあるが購入検討しない最大の理由は「料金が高い」
3. Apple Watch購入の決め手は「健康に関するデータ計測」
Apple Watchの認知は84.7%、所有は10.9%
調査対象者14,471人にApple Watchの認知、利用状況について聞いたところ、「所有している」「興味があり、購入を検討している」「興味はあるが、購入を検討していない」「購入を検討していないが、どのようなものか知っている」「どのようなものかは知らないが、言葉は聞いたことがある」を合わせた認知は84.7%、「所有している」と回答したのは10.9%でした。
性年代別で見ると、「所有している」と回答したのは20代男性(n=1,200)が21.0%と最も多く、次いで20代女性(n=1,136)が20.7%、30代男性(n=1,284)が16.2%となりました。
メイン利用の通信サービス別で見ると、「所有している」と回答したのはahamo(n=831)が18.8%と最も多く、次いでLINEMO(n=219)が14.5%、povo(n=344)が13.3%と、オンライン専用プラン利用者の所有率が高い傾向となっています。
購入検討しないのは「料金が高いから」
Apple Watchに興味はあるが、購入を検討していないと回答した1,893人を対象に、購入検討しない理由を聞いたところ(複数回答可)、「料金が高いから」が56.0%と最も多く、次いで「使いこなせるイメージがわかないから」が22.8%、「使うシーンが想像できないから」が14.6%となりました。
スマートウォッチ購入時に重視することとは
Apple Watch購入検討者と所有者2,431人を対象に、スマートウォッチを購入する際に重視することを聞いたところ(複数回答可)、Apple Watch購入検討者(n=852)は「健康に関するデータを計測できる」が40.4%と最も多く、次いで「スマートフォンの通知を確認できる」が39.8%、「一回の充電で長時間利用できる」が38.9%となりました。
Apple Watch所有者(n=1,579)は「スマートフォンの通知を確認できる」が28.7%と最も多く、次いで「健康に関するデータを計測できる」が23.1%、「端末のサイズがちょうどよい」が20.3%となっています。
Apple Watchの着用頻度は「ほぼ毎日」が最多
予備調査から抽出したApple Watch所有者1,007人を対象に、Apple Watchを着用する頻度について聞いたところ、「ほぼ毎日着用している」が45.0%と最も多く、次いで「着用していない(所有しているが利用していない)」が29.0%、「学校や職場など平日に着用している」が8.1%となりました。
購入の決め手は「健康に関するデータを計測できる」
続いて、Apple Watch所有者のうち、購入前に魅力を感じていた687人を対象に、Apple Watchを購入する前に感じていた魅力と購入の決め手について聞いたところ、購入前の魅力(複数回答可)は、「スマートフォンの通知を確認できる」が42.9%と最も多く、次いで「iPhoneやiPad、Macとの連携がしやすい」が39.7%、「健康に関するデータを計測できる」が36.1%でした。
購入の決め手は、「健康に関するデータを計測できる」が15.0%と最も多く、次いで「iPhoneやiPad、Macとの連携がしやすい」が14.0%、「スマートフォンの通知を確認できる」が12.1%となりました。