Apple、EyeSight機能を省いたVision Pro廉価版を開発中!

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Appleの動向に詳しいBloombergのマーク・ガーマン氏によれば、複合現実(MR)ヘッドセットVision Pro廉価バージョンEyeSightを欠いていることが明らかになったとのことです。同機能は、デバイスを使用中のユーザーが何を行っているのかを外側からでもわかるようにするためのもので、外部世界とのインタラクションを維持するために重要とされています。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. AppleのVision Proの廉価版はEyeSightという機能を搭載しない見通し。
2. EyeSightはユーザーが今何を行っているかを周囲の人々に知らせるための機能。
3. コスト削減のためカメラやセンサーの数も減少との予想。

EyeSightとは?

1,500ドル(約22万円)〜2,500ドル(約38万円)の販売価格を目指して開発が進められているというVision Proの廉価バージョンは、EyeSight非搭載になるとのことです。
 
EyeSightについて、AppleはVision Proのプレスリリースの中で次のように記しています。
 

Apple Vision Proを装着しているユーザーに誰かが近づくと、ユーザーが相手を認識できるようデバイスから周囲が見通せるようになり、同時にユーザーの両目をデバイス上に映し出します。また、EyeSightはユーザーが環境に入り込んでいたり、アプリを使用している時は、ユーザーが何に集中しているのかを視覚的に周囲に見えるようにします。

 
EyeSightは、外側に湾曲したOLEDパネルに、ユーザーの顔と目の3次元レンダリングを投影することで実現されます。
 
同機能を取り除くことで、コスト削減効果が見込まれています。

カメラやセンサー数も減少

Vision Proには12個のカメラと5つのセンサーが搭載されていますが、廉価版ではコスト削減のためカメラとセンサーの数も減らされるというのがガーマン氏の予想です。
 
初代Vision Proは2024年始めに米国で発売予定です。AppleはVision Proの開発者ラボを幾度も催しており、コンテンツ開発の後押しも行っています。
 
 
Source:9to5Mac
Photo:Apple
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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