中国政府が公開したモバイルアプリストア一覧にApple App Storeの名前なし

Apple App Store

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中国のインターネット規制期間である、国家インターネット情報弁公室(CAC)は現地時間2023年9月27日に、中国政府がモバイルアプリの新たな規制に準拠した、モバイルアプリストアのリストを公開しました。
 
しかしそのリストにApple App Storeが掲載されていなかったと、Reutersなどが報じています。

中国政府、新規制に準拠したアプリストアの名前を公開

中国でモバイルアプリを配信するにあたり、CACは新たな規制を策定、事業の詳細を記入した文書の提出を求めています。
 
CACは9月27日、新規制に則り、文書を提出した26のアプリストアのリストを公開しました。このリストにはTencent、Huawei、Ant Group(Alibaba)、Baidu、Xiaomi、Samsungなどの名前が記載されていましたが、Apple App Storeの名前は含まれていませんでした

アプリデベロッパにも新たな規制

中国政府は数年前から、スマートフォンの利用やモバイルアプリの配信に対する監視を強めています。今後は新規制に従い、事業の詳細を中国政府に報告しない限り、中国国内でのモバイルアプリの配信はできなくなります。
 
また中国政府は今年8月、アプリストアとは別に、モバイルアプリのデベロッパに対しても新たな規制を制定、2024年3月までに事業詳細を記した文書を提出するよう要求しています。
 
この新たな規制では、アプリデベロッパは中国国内に会社を持つか、もしくは中国のパブリッシャー経由でないと、モバイルアプリを配信できないとのことです。

相当数のアプリが中国アプリストアから削除される見通し

つまり事業規模が小さなデベロッパーの場合、中国でのアプリ配信で利益を出すのは非常に難しくなります。
 
そしてモバイルアプリストアでは、この新ルールに準拠しないアプリを配信することは認められない(アプリストア向けの新規制により)、相当数のアプリがアプリストアから削除されることになる見通しです。

 
 
Source:Reuters, Benzinga
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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