iPhone15の売れ行きはiPhone14以上〜証券会社がさっそく分析

iPhone15を最速入手するための5つの予約テクニック

iPhone15 Pro_5
 
Wedbush証券が投資家向けに公開したレポートによると、iPhone15シリーズ発売日の売れ行きは好調で、予約注文が同社の想定を上回る勢いだったことを、改めて裏付ける滑り出しとなったそうです。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone15はiPhone14と同程度との予測を上回る人気ぶり。
2. 買い替え需要やProシリーズとの性能差が決め手に。
3. カメラ性能一つとっても下位モデルと上位モデルは大きく異なる。

iPhone14シリーズよりも出だし好調

Wedbush証券は当初、iPhone15シリーズの予約注文がiPhone14シリーズと同程度に収まるだろうとみていましたが、蓋を開けてみると予想よりも10%〜12%ほど多かったとのことです。
 
同社のアナリストは理由として、(1)2.5億台近くのiPhoneが4年以上アップグレードされておらず、ユーザーの間で買い替え需要が高まっていることや、(2)iPhone15シリーズの上位モデル(iPhone15 Pro/Pro Max)限定のカメラ性能やチップ性能が魅力的に映っていることなどを指摘しています。

上位モデルと下位モデルの差別化がうまい?

下位モデルと上位モデルの差は、年々はっきりと分かれています。
 
例えば一昔前のiPhoneは、少なくともフラッグシップモデルであれば、新シリーズとともにチップも最新のものになるのが通例でした。
 
しかしAppleは、iPhone14シリーズ以降、下位モデルに関しては昨年のチップを引き継ぐ方針へと変更しています(iPhone14/14 PlusはiPhone13 Proシリーズ搭載のA15チップを搭載し、iPhone15/15 PlusはiPhone14 Pro/Pro Max搭載のA16チップを搭載)。
 
またカメラ性能についても、画素数こそ最大4,800万画素で統一されていますが、光学ズームについてはiPhone15/15 Plusが最大2倍、iPhone15 Proが3倍、iPhone15 Pro Maxが5倍と、それぞれ棲み分けがなされています。この他、Apple ProRAW、ナイトモードのポートレート撮影などもProシリーズに限定されています。
 
Wedbush証券が挙げたチップやカメラ性能以外でも、上位モデルと下位モデルとではUSB Type-C(USB-C)のデータ転送速度が異なる(ProシリーズのみUSB3に対応)など、様々な違いが設けられており、Appleによる、消費者のiPhone利用スタイルに応じた棲み分け戦略が成功している印象です。
 
 
Source:AppleInsider
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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