iOS17、iPhone14 Proで48MPのHEIF画像の撮影が可能に

HEIF Max

HEIF Max
 
iPhone15及びiPhone15 Proシリーズは、これまでiPhone14 Proシリーズにしか搭載されていなかった4,800万画素(48MP)の広角カメラが搭載され、48MPのHEIF画像にも対応します。これに伴い、カメラで撮影する際に写真のフォーマットを選択できるオプションに新たに「HEIF Max」という選択肢が追加されますが、iOS17では、iPhone14 Proシリーズにも、このオプションが追加されることが明らかとなりました。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1.iOS17、iPhone14 Proで48MPのHEIF画像を撮影するためのオプション追加。
2.iPhone14 ProとiPhone15/15 Proシリーズでオプショの利用が可能に。
3.写真のフォーマットを簡単に切り替えるためのショートカットも追加。

iOS17でiPhone14 Proが48MPのHEIF画像に対応

これまでiPhone14 Pro及びiPhone14 Pro Maxで画像を撮影するためのフォーマットのオプションには、一般的な12MPのJPEGかHEIF、12MPのProRAW、48MPのProRAWの3つの選択肢しかありませんでした。iOS17では、iPhone14 ProシリーズとiPhone15/15 Proシリーズの両方のユーザーが、写真のフォーマットオプションからHEIF Maxを選択できるようになります。
 
48MPの写真を撮影できることは決して目新しいことではありませんが、ユーザーが撮影できるのは基本的に未処理画像である「ProRAW」フォーマットだけでした。これにより、写真は格段に良く見えますが、ProRAWの画像のファイルサイズは約75MBになります。そこで、HEIF Maxの登場です。
 
HEIF Maxを使用すると、48MPの解像度で写真を撮影し、圧縮ファイルに保存することができます。以下の画像を比較すると、圧縮されたHEIF Maxの画像は約5MBなので、一般的な12MPの画像よりもディティールがややぼやけた印象ですが、ProRAWの画像よりもはるかに少ない容量しか必要としません。
 
HEIF Max

カメラアプリにショートカットも追加

Appleはまた、カメラアプリで写真のフォーマットを簡単に切り替えるためのショートカットも追加しています。HEIF Max/RAWボタンを長押しするだけで、利用可能なオプションを切り替えることが可能です。このショートカットは、iPhone14 Pro、iPhone15、iPhone15 Proシリーズで利用できます。
 
残念ながら、HEIF Maxの画像はLive Photosと互換性がないため、このオプションを有効にする前に注意が必要です。
 
iOS17は、日本時間9月19日にリリースされ、iPhone XR以降のiPhoneが必要になります。開発者とベータテスターは、iOS17のリリースキャンディデート(RC)のダウンロードが可能です。
 
 
Source:Reddit via 9to5Mac
Photo:9to5Mac
(m7000)

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この記事を書いた人

本職はWebデザイナーでMacBook Airを10年以上愛用中。iPhone Maniaのライターとしては、2020年から活動開始。iPhone歴は4s→6→7→XS→12 Pro Max。

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