Googleのストーキング対策機能が公式にスタート、AirTagも検知可能

 
Googleは7月27日、開発者会議I/O2023で発表した見知らぬトラッカーの警告機能が、7月からAndroid 6.0以上のユーザーに展開され始めている、とプレスリリースで発表しました。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Googleは見知らぬトラッカーの警告機能をAndroid 6.0以上のユーザーに展開している。
2. 通知をタップすると、見知らぬトラッカーについての詳細や位置を特定できる。
3. GoogleはAppleと共同で、今年末までに見知らぬトラッカーの機能の仕様を仕上げる予定。

見知らぬトラッカーを見つけると自動で警告

見知らぬBluetoothトラッカーがその所有者から離れ、あなたと一緒に移動していると判断された場合、互換性のあるAndoidデバイスに通知が届くようになっています。
 
通知をタップすると、トラッカーについての詳細や、トラッカーがあなたと一緒に移動しているのが確認された場所の地図を表示することができます。「サウンドを再生」をタップすると、トラッカーの持ち主に知られずにトラッカーの音を鳴らし、その位置を特定できます。
 
この機能は、現在のところAppleのAirTagのみで動作するとのことですが、今後他のメーカーのトラッカーにも対応予定だそうです。

トラッカーにさらに働きかけるには

見知らぬBluetoothトラッカーをスマートフォンの背面に近づけると、そのトラッカーにより、シリアル番号や、電話番号の下4桁などの所有者に関する情報を取得されることがあります。
 
また、トラッカーを完全に無効にすることも可能で、その後は位置情報を取得されることはありません。

手動で周囲のスキャンも可能

通知を受け取る前に、自分の周りに見知らぬトラッカーが仕掛けられていないかを調べる手動スキャン機能もあります。
 
GoogleはAppleと共同で、今年末までに見知らぬトラッカーの警告機能の仕様を仕上げるとしています。
 
 
Source:Google via MacRumors
(lexi)