Appleは1従業員の1労働時間あたり1,284ドルを生み出している

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大手テック企業の売上高や従業員数、給与など公開されているデータを解析、各企業がそれぞれの売上高を達成するのに、どのくらいの労働時間を費やしているのかを算出した結果を、調査会社Tooltester.comが公開しました。
 
同社はいくつもの調査結果を公開していますが、なかでも従業員の労働時間1時間あたりの売上高を比較したものが興味深いと、Gizmochinaが指摘しています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. 大手テック企業の売上高を労働時間で割ったデータが公開された。
2. 1労働時間あたりの売上高ではトップがNetflix、2位はAppleという結果に。
3. Googleは3位で4位のSpotifyと1労働時間あたりの売上高がほぼ同じだった。

労働時間あたりの売上高を比較

以下の棒グラフの青い棒は、大手テック企業各社の2022年の売上高を従業員数×労働時間で割ったもの、赤い棒は従業員の給与を時給に換算したものです(平均値)。
 

 
このグラフを見ると、1労働時間(1人の従業員の1時間の労働)あたりの売上高が最も高いのは、1,319ドルのNetflixであることがわかります。Netflixの従業員数は約12,800人、平均時給は107ドルです。

AppleはNetflixに次ぐ2位、Googleは3位に

2位はAppleで、1労働時間の売上高は1,284ドルとなっています。AppleのほうがNetflixよりもかなり従業員数が多く、約164,000人が同社で働いています。ただし時給換算すると約45ドルと、Netflixの半分以下です。
 
Appleと何かと比較されることの多いGoogleは、こちらの表では3位となっています。Googleの1労働時間あたりの売上高は794ドルで、4位のSpotify(789ドル)とほぼ同じです。
 
これらの数字はあくまでも売上高を労働時間で割っただけのもので、その他のコストについては一切考慮していない点に注意が必要です。

 
 
Source:Tooltester.com via Gizmochina
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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