分散型Twitterライバルアプリ「Damus」、ビットコイン投げ銭機能で取り下げ

 
Damus（ダムス）はTwitterの創業者として知られるジャック・ドーシー氏が開発したSNSアプリですが、ビットコインを使った投げ銭機能がApp Storeガイドラインに抵触するとの理由で、App Storeから取り下げの措置を受けたことが明らかになりました。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. ジャック・ドーシー氏が開発したアプリが、App Storeから取り下げの措置を受けた。
2. 投げ銭機能がガイドラインに抵触するというのが取り下げ理由。
3. 「アプリをアップデートしたのに関わらず、削除された」とチームは不平を述べている。

Damusチームはコンテンツ販売は行っていないと反論

AppleはDamusのビットコイン投げ銭機能「zap」が、App Storeを介さないデジタルコンテンツの販売に使用される可能性があるとして、ストアからの取り下げを決定した模様です。
 
これに対してDamusチームは、「チップを支払ったときにデジタルコンテンツがアンロックされないことを明確にするためにアプリをアップデートしたのに関わらず、削除された」と不平を述べており、不服申し立てを行うとしています。
 

Looks like we are getting removed from the appstore even after updating our app to make it clear that no digital content is getting unlocked when users are tipped. Users are only ever tipped after posts are made, the idea that content is being sold is nonsense. We will be filing… pic.twitter.com/Su945kE37v

— Damus⚡️ (@damusapp) June 26, 2023

 
App Storeのルールは最近複数の国や地域の規制当局から精査を受けており、最近日本政府もiPhoneでアプリのサイドローディングを行えるよう働きかけていくという新方針を発表したばかりです。
 
Damusのようなきわどいアプリの動向を追うことで、App Storeの規制状況をつぶさに確認することができるため、今後もこれらのアプリに注目が集まるとみられています。
 
 
Source:AppleInsider
Photo:Damus
(lexi)