Vision Proではあらゆる平面をインターフェースとして使用可能
Appleの複合現実(MR)ヘッドセットVision Proを使用する開発者が、同デバイスでコントロールやディスプレイを作成し、ユーザーの部屋のあらゆる平面に表示させることができることを突き止めました。AppleはVision Proの開発過程で多くの特許を申請してきましたが、2020年に申請された特許の一つがVision Proの技術として実際に採用されていることがわかりました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleの複合現実ヘッドセットVision Proの概要がさらにわかってきている。
2. コントロールやディスプレイを作成し、部屋のあらゆる平面に表示できることが判明した。
3. 2020年に申請された特許の一つが採用されているようだ。
アプリを机の上に試しに配置する動画を公開
開発者のスティーブ・トロートン・スミス氏は、ヘッドセットの視野内にある平面を選び、そこにあたかも実際にあるようにアプリを配置できることを発見しました。
「人間が(現実の)オブジェクトとインタラクトする自然な方法は、手で触れることだ」と2020年の特許出願に記されています。
トラウトン・スミス氏は実験の中でApple Musicのアプリを使用しており、机の上にアプリを配置する様子を動画に収めています。
この配置機能はアプリだけでなく、キーボードにも適用可能なようです。Vision Pro用バーチャルキーボードが長時間のタイピングセッションには実用的でない場合、机をキーボードに変えたりするといった具合です。
Source:@stroughtonsmith/Mastodon via AppleInsider (1), (2)
Photo:Apple
(lexi)