visionOSのヒューマンインターフェースガイドラインが公開

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visionOS向けのアプリやゲームをデザインするときは、このプラットフォームを特徴付ける基本的なデバイスの性質とパターンを理解することが重要です。Appleは、visionOSのヒューマンインターフェースガイドラインを21日付けで公開しました。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleは21日付けで、visionOSのヒューマンインターフェースガイドラインを公開した。
2. 優れたvisionOSのアプリやゲームをデザインするためのガイダンスが示されている。
3. ベストプラクティスから、Vision Proヘッドセットがどのようなデバイスであるかが伺える。

Vision Proの機能が垣間見られるガイドライン

visionOSヒューマンインターフェースガイドラインには、優れたvisionOSのアプリやゲームをデザインするためのガイダンスが示されていますが、ベストプラクティスから、Vision Proヘッドセットがどのようなデバイスであるかが伺えます。
 
ベストプラクティスは、以下のとおりとなっています。
 

Apple Vision Proの独自機能を活かす。空間、空間オーディオ、没入感を活かして体験に命を吹き込むとともに、パススルー、フォーカス、ジェスチャを取り入れてリラックスした状態でデバイスを使えるようにしましょう。
 
アプリの最も特徴的な機能の提示方法をデザインするときはあらゆる没入度を検討する。アプリの体験は、UIを中心としたウインドウ形式で提示することも、完全没入体験として提示することも、その中間の形で提示することもできます。アプリの重要な機能のそれぞれについて、最低限これだけの没入度があれば最適に使えるというところを見つけてください。あらゆる側面を完全没入型にしなければならないと考える必要はありません。
 
限られた領域で完結するUI中心の体験にはウインドウを使う。標準的なタスクを実行しやすくするには、空間内に平面として表示され、馴染みのあるコントロールを含めることができるウインドウを使いましょう。visionOSでは、ユーザがウインドウをどこにでも移動することができ、どの距離にあるウインドウのコンテンツもダイナミックスケーリングによって読みやすさが保たれます。
 
快適性を優先する。身体に負担をかけずにリラックスした姿勢でアプリやゲームを操作できるようにするには、以下の基本を念頭に置きましょう。
 
 ・ユーザの頭を基準にして、ユーザの視野の中にコンテンツを表示する。頭の向きを変えたり移動したりしないと操作できないような場所にコンテンツを配置するのは避けてください。
 
 ・過度なモーション、不快なモーション、速すぎるモーション、座標系が静止していないモーションを表示することは避ける。
 
 ・手を膝の上や身体の横に置いたままアプリを操作することができる間接的ジェスチャに対応する。
 
 ・ダイレクトジェスチャに対応する場合は、インタラクティブなコンテンツを遠すぎる場所に配置したり、ユーザに長時間操作させたりしないようにする。
 
 ・ユーザが完全没入体験にいるときにはあまり移動を促さない。
 
アクティビティをほかのユーザと共有できるようにする。SharePlayを使ってアクティビティの共有を可能にした場合は、ほかの参加者の空間ペルソナを見ることができるので、ユーザは全員で同じ空間にいる感覚を味わうことができます。

 
 
Source:Apple
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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