Apple、iPad用「Final Cut Pro」「Logic Pro」を発表

 
Appleは、iPad向けに動画編集アプリ「Final Cut Pro」と音楽制作アプリ「Logic Pro」を5月24日にApp Storeで公開すると発表しました。「Final Cut Pro」はM1以降、「Logic Pro」はA12 Bionic以降を搭載したiPadで動作します。両アプリとも、サブスクリプション形式で提供されます。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleは、iPad向けの動画編集アプリ「Final Cut Pro」を24日に公開すると発表。
2. M1以降、A12 Bionic以降を搭載したiPadで動作する。
3. 両アプリともサブスクリプション形式で提供される。

Final Cut Pro、Logic Proとも月額700円、最初の1カ月は無料

プロのクリエイターにも愛用者が多い「Final Cut Pro」と「Logic Pro」のiPad版は、ともに月額700円、または年額7,000円のサブスクリプション形式で提供されます。最初の1カ月間は無料トライアルが可能です。
 

Final Cut Pro

iPad版「Final Cut Pro」は、M1以降のチップを搭載するiPadに対応します。
 
iPadのタッチインターフェースと、画面に表示されるジョグホイールを使った直感的な操作が可能です。指先やApple Pencilを使って、動画に絵や文字を書き込むこともできます。
 

 
Magic KeyboardやSmart Keyboard Folioと組み合わせれば、キーコマンドを使ってスピーディーな操作ができます。
 

 
同時に最大4台のカメラで撮影したクリップを簡単に同期させるマルチカム編集、機械学習を活用して背景除去やノイズ除去などのワークフロー自動化できるFast Cutといった機能も利用できます。
 

 
iOS版の「Movie」で作成したプロジェクトを読み込めるほか、iPadで作成したプロジェクトをMacにエクスポートできます。

Logic Pro

iPad版「Logic Pro」は、A12 Bionic以降のチップを搭載するiPadに対応します。
 

 
ピアノやドラムなどの演奏や豊富なプラグイン、ミキシングコントロールを、指先で直感的に操作できます。
 

 
「Logic Pro」のプロジェクトは、iPadとMacの間で移動できるので、Macで制作した続きをiPadで編集することもできます。
 

 
サードパーティー製の音源、オーディオインターフェースにも対応しています。

紹介動画も公開

Appleは、公式YouTubeチャンネルでiPad版「Final Cut Pro」と「Logic Pro」の紹介動画も公開しています。
 
映像と音楽のクリエイターたちが、アプリの操作性や機能を試した様子が収められています。
 
iPadのカメラで撮影した動画をそのまま編集したり、iPadのマイクで録音した音を楽曲に取り込んだりと、iPadならではの制作風景も見られます。
 
動画の再生時間は約2分17秒です。
 

 
 
Source:Apple プレスリリース, Final Cut Pro, Logic Pro
(hato)