睡眠薬を飲ませて意識を失わせ、スマホで不正送金した男を逮捕

 
タイの警察当局は4月11日、睡眠薬を飲ませて女性の意識を喪失させて、被害者のスマートフォンを使って約400万円を不正に送金した男を逮捕したと発表しました。

意識を失っている間に指紋認証を解除

タイのサイバー犯罪捜査局は4月11日、睡眠薬を知人女性に飲ませて、被害者のスマートフォンで不正送金した32歳の男をバンコクで逮捕したと発表しました。
 
タイ警察によると、容疑者は会食中に被害者の飲食物に睡眠薬を混入して、被害者が意識を失っている間に、スマートフォンの銀行アプリを不正に操作して自身の口座に100万バーツ（約393万円）以上を不正に送金しました。
 
意識を失った被害者の指を使って、スマートフォンの指紋認証を解除した模様です。また容疑者は、性行為中の動画を公開すると被害者を脅迫した疑いもかけられています。
 
海外では、iPhoneをパスコードごと盗まれ、多額の金銭的被害に遭う事件も散発的に発生しています。
 
在タイ日本国大使館は、会食中に飲み物に睡眠薬を混入して金品を盗む「睡眠薬強盗」がタイで発生しているとして、初めて出会った相手と飲食をする際には、自分の飲み物や相手の行動に注意を払うよう呼び掛けています。
 
 
Source:サイバー犯罪捜査局 / facebook, 在タイ日本国大使館(PDF)
(seng)