Morgan StanleyがAppleの売上予測を上方修正〜iPadやMac好調で

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投資銀行Morgan StanleyがAppleの2023年度第1四半期(10月〜12月)の業績について展望を述べています。iPhoneの出荷台数が例年よりも少ない一方で、その他部門での当初の予測を上回るパフォーマンスに注目しています。

予測を上方修正

Morgan Stanleyは投資家向けに宛てたレポートで、第1四半期におけるAppleの収益を1,203億ドル(約15兆5,770億円)から1,228億ドル(約15兆9,010億円)へと1%上方修正しました。
 
アナリストは上方修正したことについて、iPadとMacが「予想を上回る製品出荷」となったことと、「サービス部門のわずかな業績向上」が理由だと述べています。
 
iPadについては、出荷台数予測を1,800万台から2,000万台へと引き上げたことに伴い、売上高の予測を前回から9%増の85億ドル(約1兆1,000億円)と修正しました。

鄭州工場の復活に注目

Appleの業績を大きく左右するiPhoneについても、出荷台数予測を7,550万台としています。
 
この数字は前年同期比で11%減ですが、当初の予測よりも400万台上回っており、閉鎖やデモに揺れた中国鄭州の組立工場での生産が回復したことを好感しています。売上については689億ドル(約8兆9,270億円)とし、ウォール街のアナリストたちからなるコンセンサスよりも1%下回る数字を提示するに留めました。
 
とはいえ、Appleの目標株価は175ドル(約22,670円)に維持されており、執筆時点(1月26日)の始値140.89ドル(約18,260円)を大きく上回っています。
 
Appleの第1四半期決算は、2月2日(現地時間)に発表される予定です。
 
 
Source:AppleInsider
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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