Google、AirTagのようなアイテムトラッカーを開発中か

Apple AirTag

Apple AirTag
 
Googleが、AppleのAirTagのようなアイテムトラッカーを開発していると開発者がTwitterに投稿しています。AirTagと同じようにスピーカーを内蔵し、超広帯域無線(UWB)で正確な位置検出が可能になるとのことです。今年秋にも製品が発表されるかもしれません。

コードネームは「グローグー」

GoogleがAirTagやTileの競合となるアイテムトラッカーを開発している、とデベロッパーとして知られるKuba Wojciechowski(@Za_Raczke)氏がTwitterに投稿しました。
 
同氏によると、Googleが開発中のアイテムトラッカーは、GoogleのBluetoothペアリング技術Fast Pairに対応しており、Nestチームが開発を担当しています。
 
同製品には、映画スター・ウォーズに登場するヨーダの赤ん坊である「Grogu(グローグー)」というコードネームが与えられているそうです。なお、コードネームはこのほか「groguaudio」や「GR10」もある模様です。
 


 

AirTagと同様、スピーカー内蔵でUWBに対応

Googleが開発中のアイテムトラッカーは、AirTagと同じようにスピーカーを内蔵しており、複数のカラーバリエーションが用意されるとのことです。
 
同製品は、AirTagが正確な位置情報を検出するのに使用している超広帯域無線(UWB)に対応しており、UWBに対応するPixel 6 ProやPixel 7 Proと組み合わせて、ピンポイントでの位置検出が可能になる模様です。
 
なお、iPhoneシリーズはiPhone11、iPhone12、iPhone13、iPhone14の各シリーズがUWBに対応しています。
 
ただし、Googleが開発を進めている「Finder Network」はUWBに対応していなくても、Bluetooth Low Energyに対応していれば利用できる、とKuba Wojciechowski氏は語っています。
 
Googleは、複数のチップメーカーと協力して、OEMメーカー各社が独自の製品を開発できるように開発を進めているとのことです。

5月のGoogle I/Oで技術発表、秋に製品発表?

Kuba Wojciechowski氏は、Googleのアイテムトラッカーの発表時期について情報は持ち合わせていないものの、例年5月に開催される開発者イベントGoogle I/Oで技術を発表し、秋のイベントでGoogle Pixelスマートフォンと同時に製品を発表するかもしれない、と予想しています。
 
 
Source:Kuba Wojciechowski via The Verge
Photo:Apple
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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