Apple Watch、高性能スマウォ市場で単独過半数シェア占める

series 8 apple watch

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成長著しいスマートフォン市場の中でも、市場規模が大きい高性能モデルカテゴリでは、Apple Watchがシェアの過半数を占めています。

インドがアメリカを抜いて世界最大に

飽和が指摘されて久しいスマートフォン市場と異なり、スマートウォッチ市場は拡大を続けています。2022年第3四半期(7月〜9月)の世界市場で、スマートウォッチの出荷台数は、前年同期比39%の伸びを示しました。また、インドが前年同期比で171%となり、アメリカを抜いて世界最大の市場となりました。
 
しかし、一概にスマートウォッチと言われても、実際は価格も性能も多岐に渡ります。数千円の時計付きフィットネストラッカーと、10万円を超えるApple Watch Ultraを同列に比較することには無理があるでしょう。
 
そうした事情を踏まえ、調査会社Counterpointは、スマートウォッチをハイレベル・オペレーションシステム(HLOS:高性能なOSでサードパーティー製アプリをインストールできる)と、ベーシックモデル(サードパーティー製アプリをインストールできない)に分け、それぞれのメーカー別シェアを調べました。

Appleが過半数占める

その結果、HLOSカテゴリでは、Appleが50.6%と圧倒的なシェアを有し、2位のSamsung(22.3%)以下に大きく差をつけていることが分かりました。一社で過半数を有しているということは、Apple以外のメーカーすべてを合わせても、同社の出荷台数に満たない計算です。
 
Counterpointは、Apple Watch Series 8が出荷台数の押し上げに大きく貢献していると分析しています。
 
なお、HLOSカテゴリ全体の出荷台数は、第3四半期において前年同期比で23%増となりました。出荷台数でこそ非HLOSのベーシックスマートウォッチに負けていますが、平均販売価格(ASP)が大きく異なるため、HLOSスマートウォッチはベーシックの10倍近い市場規模を有しています。
 
 
Source:Counterpoint via PhoneArena
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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