新たに10万人が必要なFoxconn鄭州工場、コロナ対策で採用を一時停止

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    AppleのiPhone14シリーズの大多数を組み立てているFoxconnの鄭州工場は、現在深刻な人員不足にあえいでいます。

    10万人足りない

    中国・鄭州市における都市封鎖、それに伴う工場封鎖により、Foxconn鄭州工場の生産能力は大きく低下しました。最大の原因は、封鎖による閉じ込めを嫌った従業員たちによる「脱走」です。
     
    South China Morning Postによれば、Foxconn鄭州工場では現在、労働力が10万人も不足しているとのことです。

    新規採用を開始

    辞めた人々の穴を埋めるべく、Foxconnは新たに採用活動を開始しました。同社の役員が匿名で現地時間11月18日に地元メディアに語ったところによると、募集に対しすでに10万人以上の応募があったそうです。
     
    応募者全員が採用されれば、欠員枠はすべて埋まることになります。
     
    Foxconn鄭州工場の人員不足を補うため、中国当局が退役軍人に工場勤務を呼びかけているとの報道もありました。

    3日間の採用停止を決定

    しかし新型コロナウイルス感染症対策のために必要なスペースが足りず、Foxconn鄭州工場は3日間、採用を停止することを決定した模様です。
     
    Foxconn鄭州工場では、ピーク時には約30万人が勤務していましたが、新型コロナウイルス感染症対策によりiPhone14シリーズの生産台数が大幅に減少、AppleがiPhone14 Pro/Pro Maxの出荷が一時的に遅れるとの異例の声明を発表する事態となっています。

     
     
    Source:South China Morning Post
    (lunatic)

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