Appleマップ、約1カ月間も高速道路から未舗装の道路に運転者を案内していた?
米国で、Appleマップの誤ったナビゲーションにより、何台もの車両がレッカー移動が必要な状態に陥った、と地方紙The Seattle Timesが伝えています。
Googleマップでも同じだった?
The Seattle Timesによれば、10月初旬から11月10日にかけて、Appleマップで州間高速道路90号線(I-90)から未舗装の道路へと案内するナビゲーションが行われ、ドライバーは立ち往生し、牽引される事態となった、とのことです。マップは、スノコルミー峠方面に向かう東向きのドライバーを未舗装路に誘導したとされています。
この問題は、ワシントン州運輸省(WSDOT)が計画していた工事に着手した10月初旬から、Appleマップがルート案内を更新したと思われる11月10日まで続いたとされています。
同紙いわく、WSDOTはAppleとGoogleに幾度も警告したものの、返答は得られなかったとのことです。
アプリのナビゲーションは当てにならないことも?
WSDOTは10月の発表で、今後数年間実施するという工事のための車線変更計画について述べました。その後、マップサービスはドライバーを高速道路のその区間から未舗装道路や森林サービス道路にルート変更し始めたとのことです。
「地図アプリが提案する代替ルートは、商用車や乗用車に適しているとは限らない」と、スノコルミーパス消防救急隊の消防署長であるジェイ・ワイズマン氏はコメントしています。同氏いわく、アプリはほとんど整備されておらず、雪に埋もれている可能性のある道路にドライバーを向かわせる可能性があるそうです。
「冬場はスノコルミー峠周辺に雪が多いため、I-90以外の代替ルートはない」
Source:The Seattle Times
(lexi)