Apple Trade Inプログラム利用でiPhoneが盗まれる事態に

    Apple Trade in

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    米メディア9to5Macのエディター、チャンス・ミラー氏が、Apple Trade Inプログラムを利用したところ、送ったはずのiPhone13 Pro Maxが行方不明になりました。同氏はその顛末とApple Trade Inの問題点を指摘、解決策を提案しています。

    iPhoneを送ったはずの箱は空っぽだった

    ミラー氏はiPhone14 Pro Maxを購入するため、今まで使っていたiPhone13 Pro MaxをApple Trade Inプログラムを使って送りました。同氏は過去にも何度も同プログラムを利用しており、今までは問題が起きたことはなかったそうです。
     
    ところがiPhone13 Pro Maxを送ってから1週間半が経過した時点で、「トレードインキットの箱は届いたが中は空だった」というメールが届きました。なお箱はきちんと封がされていたそうです。
     
    つまり何者かが途中で箱を開け、iPhoneを抜き取ったうえで元通りに箱を閉じたということになります。

    実は頻繁に起きていた盗難問題

    ミラー氏がこの一件をTwitterに投稿したところ、ほかの人々の返信から、このApple Trade Inでの盗難問題は頻繁に発生していることがわかりました。Redditにも似たような投稿がいくつも見られたそうです。
     
    幸いAppleはこうした問題に即座に対処しており、ミラー氏の場合もすぐに「調査する」との返信があり、トレードインの代金は振り込まれたそうです。

    下取りに出したiPhoneを追跡できる機能をつけるべき

    ミラー氏はApple Trade Inプログラムの問題点は、Appleが配送は無論のこと、製品の受取や在庫管理などプログラムのほとんどを、サードパーティーに委託していることだと指摘します。
     
    同氏のTwitterへの投稿に対する多くのアドバイスは「郵送せずに直接Apple Storeに持ち込む」というものでした。しかしこれはApple Storeが近くにない人には使えない方法です。
     
    そこでミラー氏が提案するのは、iPhoneに「トレードイン・モード」とでもいうべき機能をつけ、確実にAppleのもとへ届くまで、「探す」のような追跡機能が使えるようにする、というものです。確かにそうすれば、盗難にあった場合でも、追跡が容易になります。

     
     
    Source:9to5Mac
    Photo:Apple
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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