iOS16、密かにDvorak配列に対応〜ウォズニアック氏がファン
さまざまな新機能が追加されたiOS16ですが、密かに文字入力用のソフトウェアキーボードにも新機能が追加されていました。
Appleの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアック氏も愛用しているとされるDvorak配列が利用可能になっています。
アルファベット入力が効率的におこなえるDvorak配列
Dvorak配列とはキーボード配列の一種です。
一般的なキーボードが採用している配列はQWERTY配列と呼ばれ、普及率は高いものの、同じ指/手でキーをたたくことが多いなど効率がよくないとされています。
Dvorak配列は1932年にワシントン大学のオーガスト・ドボラック氏が考案したもので、英文入力時に上段と下段の使用頻度を低く、指の移動距離が短くなるように設計されています。
また、右手と左手をできるだけ交互に使えるようにし、片方の手に過度な負担がかからないように配慮されています。
著名人のなかにもDvorak配列の愛用者が多く、Appleの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアック氏もその1人とのことです。
iOS16の英語キーボードがDvorak配列に対応
そんなDvorak配列にiOS16の英語キーボードが密かに対応していました。
日本語版のiOS16でも、一般→キーボード→キーボード→英語(日本)でDvorak配列の存在が確認できます。
残念ながら日本語入力の場合、強制的にQWERTY配列となりDvorak配列は利用できませんでした。
Dvorak配列は英文入力のために考案された配列ですが、母音がホームポジション近くに集まっていることから、日本語入力の場合でもQWERTY配列よりも有利とされています。
Source: The Verge
(ハウザー)