オクラホマシティのApple Storeで労働組合結成へ、米国で2例目

    Apple Penn Square

    Apple Penn Square
     
    米オクラホマ州オクラホマシティのApple Penn Squareの従業員が、組合結成に投票した、とBloombergが伝えています。今年始めのメリーランド州タウソンの店舗に続き、米国で組合を結成した2番目のApple小売店舗となります。

    Appleはオープンで直接的、かつ協力的な関係を望むと主張

    今週行われたApple Penn Squareの全スタッフを対象とした選挙の結果、従業員は56対32でアメリカ通信労働者組合(CWA)への加入を支持したと報じられています。この組合は今後、米国全国労働関係委員会の認定を受ける必要があります。
     
    同店の従業員が組合に加入したことを受け、Appleの広報担当者は以下のような声明を発表しています。
     

    私たちは、大切なチームメンバーとのオープンで直接的、かつ協力的な関係こそが、お客様と私たちのチームにとって素晴らしい体験を提供する最善の方法であると信じています。私たちは、チームメンバーに手厚い報酬と優れた福利厚生を提供できることを誇りに思っています。2018年以降、米国での初任給を45%引き上げ、新しい教育プログラムや家族支援プログラムなど、業界をリードする福利厚生に大幅な強化を図りました。

    Appleは組合に加入した従業員に自動的に特典は提供せず

    組合結成により、店舗の従業員は団体交渉を通じて、より有利な労働条件やその他の福利厚生について交渉することができるようになります。
     
    Appleは組合結成した従業員には自動的に従業員特典を提供しない方針を示しており、メリーランド州タウソンの店舗のスタッフはAppleが発表した追加の教育手当と医療保険の改善を受けることはできないとのことです。
     
    タウソンの従業員は、国際機械工・航空宇宙労組(IAM)を通じてAppleと団体交渉を行なわなければならないと伝えられています。
     
     
    Source:Bloomberg via MacRumors
    Photo:Apple
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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