ルフトハンザ航空、機内預入荷物へのAirTag装着を禁止?乗客のクレーム後に

AirTag

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ルフトハンザ航空が、AppleのAirTagを機内預け入れ荷物に装着することを禁じた模様です
 
しかしその「禁止」姿勢を明確にしたのが、乗客がAirTagを装着した荷物が行方不明になったとクレームを出した件が話題になったあとだっただけに、同航空会社を批判する意見がソーシャルメディアに相次いで投稿されています。

AirTagはまったく別の場所にあると通知

TwitterユーザーのKeepOnDiscovering氏(@mallo75004)は2021年8月、アテネ国際空港→ミュンヘン空港→パリ=シャルル・ド・ゴール空港のルートでルフトハンザ航空を利用したところ、途中で荷物が行方不明になったそうです。
 
同氏はAirTagを荷物につけていたため、「探す」で確認したところ、荷物はフランスのトゥールーズにあると表示されたとのことです。同氏はその事実をTwitterに投稿しました。
 


 
ルフトハンザは「荷物は見つかっていない」と回答、その後荷物が無事見つかったかどうかは不明です。
 

荷物トラッカーは危険物

これは1年前の話ですが、その後ルフトハンザ航空が、AirTagを預け入れ荷物に装着することを禁じたことが判明、話題となっています。
 
あるTwitterユーザーがルフトハンザ航空に対し、Twitterで「ルフトハンザが預け入れ荷物へのAirTag装着を禁じたとの噂が広がっていますが本当ですか?」との質問を投げかけたところ、同航空の公式アカウントが「ルフトハンザはアクティベートしたAirTagを荷物に取り付けることを禁じています。危険物と区分されているためで、取り付ける場合はオフにする必要があります」との回答を投稿しました。
 


 
さらに別のTwitterユーザーが「なぜルフトハンザは(AirTagを)危険物と区分しているのですか」と尋ねるとルフトハンザ公式アカウントは「国際民間航空機関(ICAO)のガイドラインによると、荷物トラッカーは危険物として規制されています。またトラッカーは信号を送信するため、預け入れ荷物に入れる場合飛行中はオフにする必要があります。つまり役に立たないということです」と回答しました。
 


 
ルフトハンザの説明が正当だとすれば、ほかの航空会社もAirTagを禁止することになりますが、現時点では同航空会社以外でAirTagを禁止しているところはありません。

 
 
Source:iPhone in Canada
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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