Googleが日本への大規模投資を表明、千葉にデータセンター建設
Googleのスンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は10月7日(金)、日本を訪問して岸田首相等との面談を行い、2021年から2024年にかけて総額1,000億円を日本に投資すると表明しました。
データセンターや海底ケーブルを建設
スンダー・ピチャイCEOはGoogleの公式ブログを更新し、2021年から2024年にかけて日本のネットワークインフラに総額1,000億円を投資すると発表しました。
2023年には、千葉県印西市にGoogleにとって日本初となるデータセンターを開設する予定です。ピチャイCEOは、データセンターの開設により、Googleのサービスへのアクセスをより高速化し、安定性を更に高めると述べています。
また、日本とカナダ西海岸を結ぶ初の海底ケーブルも2023年に開通する見込みです。
さらにGoogleは日本において、起業家向けのビジネス創出支援プログラムや、異分野を学び技術を身に付ける「リスキリング」を支援する取組を推進するほか、非営利団体を通じた高齢者支援等を行うと発表しています。
注目を浴びる大手テック企業の日本進出
2021年10月には、Appleの主要サプライヤーのTSMCが熊本県に新工場を建設予定であり、総事業費は8,000億円規模となり、約2,000人の雇用が創出されると報じられました。
NHKによると、TSMCは2024年12月の初出荷を目指して工場の建設を進めており、建設地の熊本県菊陽町では、関連企業や不動産デベロッパーから「TSMCの工場付近に自社工場やマンションを建てたい」との相談が相次いでいます。
Googleの大規模投資が、千葉県や日本全体等に対して今後どのような影響を与えるのか注目されます。
Source:Google via 日本経済新聞, NHK
(seng)