企業で使われているPCの約半分がいまだWindows 11非対応のスペック

Windows 11のロゴ

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リリースから丸1年以上経ったWindows 11ですが、企業で使われているPCの多くがいまだその最少システム要件を満たしていないようです。
 
その結果、Windows 11の普及は遅々として進んでいません。

42.76%がWindows 11非対応CPUを利用

ソフトウェア会社のLansweeperの調査によると、企業で使われているPCのうち42.76%がいまだWindows 11の最少システム要件を満たさない古いCPUを搭載しているそうです。
 
Windows 11非対応のビジネス向けPCの割合
 
この割合は1年前の55.6%に比べると改善されていますが、依然として高い水準であるといえます。
 
TPMの要件を満たさないPCは14.66%、RAMは7.15%に過ぎず、Windows 11の普及が進まない最大の要因はCPUのようです。

Windows 11のシェアは依然低い

この結果、2022年10月時点でビジネス向けPCに搭載されているWindows 11のシェアはわずか2.61%にとどまっています。
 
ビジネス用途でのWindows 11のシェア
 
Windows 11の普及は一般消費者向けでも進んでいませんが、ビジネス向けはそれよりもさらに普及のスピードが遅いようです。
 
Windows 11の普及率の推移
 
Windows 10は2025年までサポートが継続される予定ですが、このままWindows 11の普及が進まないとMicrosoftは戦略の見直しを迫られることになるかもしれません。

 
 
Source: Lansweeper via Neowin
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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