楽天モバイルユーザー、北朝鮮ミサイルのJアラートを受信できず
消防庁は2022年10月4日、北朝鮮からのミサイル発射を受けた全国瞬時警報システム「Jアラート」の緊急速報メールが楽天モバイルでは配信されなかったと発表しました。保守管理を担当するNTT子会社の設定ミスが原因となっています。
楽天モバイルではJアラートが配信されず
10月4日の午前7時22分頃にミサイルが北朝鮮から発射され、青森県付近の上空を通過した後、7時44分頃に太平洋上に落下しました。
北海道や青森県、東京都の島しょ部に対してJアラートの発射情報や通過情報が発信され、対象地域のユーザーに対して緊急速報メール等による情報伝達が実施されました。
消防庁は、北朝鮮によるミサイル発射を受けた対応状況を発表しており、10月4日のJアラートの緊急速報メールが楽天モバイルのユーザーには送信されなかったことが判明しています。
【消防庁北朝鮮ミサイル発射対応第4報】令和4年10月4日の北朝鮮によるミサイル発射に伴う消防庁の対応について、10月4日(火)19時00分現在の状況等を取りまとめました。詳細はこちら→https://t.co/UKBDAwB5TH
— 総務省消防庁 (@FDMA_JAPAN) October 4, 2022
消防庁によると、Jアラートの保守管理業務の請負企業であるNTTコミュニケーションズの設定ミスが原因で楽天モバイルに対して緊急速報メールが配信されなかった模様です。なお、設定ミスは既に修正されたため、今後は正常に配信できる見込みとなっています。
Jアラートは、武力攻撃や大規模テロが発生した時に政府が国民に注意を呼びかけるために使用される重要な情報のため、設定ミスにより一部のユーザーに配信されない事態を引き起こしたNTTコミュニケーションズが今後批判される可能性もありそうです。
Source:消防庁(PDF)
(seng)