Webメディアがハッキングに遭い、Apple Newsで卑猥な内容送りつける

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Apple Newsのプッシュ通知機能を悪用して、悪意ある攻撃者らがビジネスニュースサイトを乗っ取り、わいせつな内容をユーザーに複数回送りつける出来事がありました。

Appleも強い言葉で非難

ニュースサイトThe Vergeによると、悪意を持つ攻撃者が27日夕方(現地時間)、ビジネスニュース中心の配信を行うFast Companyのアカウントを乗っ取り、Apple News経由で人種差別的な中傷やわいせつな内容を立て続けにユーザーへ送りつけたそうです。
 
さらに悪意ある攻撃者らはリンク先で、Fast Companyのデータベースから数千もの従業員の記録や下書きも公開できる状態にあることも明かしました。
 
Apple NewsはすぐにFast Companyのチャンネルを無効化し、Twitterで「信じがたいほど不快なアラート(incredibly offensive alert)が送られた」と認めることで対応しました。
 


 
またFast Companyも「メッセージは下品で、Fast Companyのコンテンツや思想とは相容れないものだ」と強く批判、ハッキングによる配信であると釈明しました。

個人情報は無事だったが

幸いにも今回、ユーザーの個人情報はハッキング対象とは異なるデータベースにあったため、被害は最小限に抑えられました。
 
しかし、9月半ばにもハッカーがUberに対して大規模攻撃を仕掛けた結果、社内システムの大半が乗っ取られる事態にまで発展したばかりであるため、大企業のセキュリティ意識向上が今一度求められていることは確かでしょう。
 
 
Source:AppleInsider,The Verge
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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