Chromeブラウザにメモリ使用量を削減し消費電力を下げるモード実装へ

Chromeブラウザのロゴ

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数あるWebブラウザのなかで最もシェアが高いGoogleのChromeブラウザですが、メモリ使用量が多すぎるという批判もあります。
 
そんな声に応える形で、Chromeブラウザにメモリ使用量を節約しノートPCのバッテリー駆動時間を延ばすモードが実装されることがわかりました。

非アクティブなタブのメモリを解放

このモードは、非アクティブ状態のタブのメモリを解放することでメモリ使用量や消費電力を削減します。
 
メモリ使用量が削減されたタブのコンテンツは、再びそのタブがアクティブになったときに再読込されるとのことです。
 
このモードは高効率モード(high efficiency mode)と呼ばれており、非アクティブ状態のタブのメモリを解放する周期を5秒、30秒、2分、1時間など、好みにあわせて指定することができます。
 
Chromeの高効率モードの設定
 
表示されていないタブもバックグラウンド動作によりCPUパワーを消費するため、できるだけ多くのタブのメモリを解放することでバッテリー駆動時間の延長につなげられるでしょう。

Edgeブラウザには同様の機能が実装済み

Chromeブラウザベースで開発されているMicrosoftのEdgeブラウザには、すでに同様の機能が実装されています。
 
これは「スリープタブ」と呼ばれる機能で、使われていないタブのメモリ使用量を削減できる機能です。
 
PCやスマートフォンに搭載されているメモリ容量は増加していますが、同時にWebコンテンツもリッチさを増しており、今後もWebブラウザには高効率化が求められていくでしょう。

 
 
Source: Techdows via Gizchina
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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