AppleのMRヘッドセットでは見えないものの可視化が可能〜超音波のフェンスなど

apple vr ar ヘッドセット

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米国特許商標庁(USPTO)は、Appleにより申請された新たな特許の出願を公開しました。同特許出願には、Appleが開発中と噂されている複合現実(Mixed Reality)ヘッドセットに関する技術について記されています。

目に見えないものの可視化の例とは?

今回公開されたApple特許出願には、MRヘッドセットで検出された目に見えないものがどのように可視化され得るかが記されています。
 
例えば、目に見えないものとはWi-Fi信号などの電磁信号、暖房、換気、空調システム(HVAC)からの空気の流れ、物体や流体または気体の温度、ペットのために作成された可聴フェンス、楽器によって生成された音、場所はわかっているものの他の物体によって見えなくなっているものなどが挙げられます。
 
特許技術では、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、スマートグラス、または他のアイウェアが(専門のセンサーを介して)目に見えない現象を検出した場合、ユーザーが超音波ピッチの範囲を実際に見たり、危険なガスが実際に視界内のどこにあるかを見えるようにしてくれます。
 
特許図面3では、超音波フェンス装置によって生成された見えない超音波フェンスの可視化の例が示されています。
 
apple 特許 mr ヘッドセット

デバイスはヘッドセットではない場合も

特許出願では、必ずしも従来のようなヘッドセットが想定されているわけではなく、HMD、投影型システム、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、ディスプレイ機能を統合した車両のフロントガラス、ディスプレイ機能を統合した窓、人の目に装着するように設計されたレンズとして形成されたディスプレイ(例えば、コンタクトレンズのようなもの)、ヘッドフォン/イヤフォン、スピーカーアレイ、入力システム(例えば、触覚フィードバック付き/なしの装着型/携帯型コントローラー)、スマートフォン、タブレット、デスクトップ/ラップトップパソコンといった様々な形態が想定されています。
 
 
Source:Patently Apple
Photo:Antonio De Rosa
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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