【レビュー】PITAKAの便利ツール付きステンレス製AirTagケース、高い質感

PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー

PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 
モバイルアクセサリーブランド「PITAKA(ピタカ)」のAirTagケース「PitaTag for Multi-tool for AirTag」を使ってみました。サージカルステンレス製のボディに、六角レンチ、プラスとマイナスのドライバー、ポケットナイフを内蔵しています。本記事では、レビュー用に提供いただいた製品を約10日間使った印象をご紹介します。

サージカルステンレスのボディに4つのツールを内蔵

PITAKAの「PitaTag for Multi-tool for AirTag」は、メスなどの医療用機器にも使用され、高い耐久性を持つサージカルステンレス(316L)製のAirTagケースです。
 
以下の4つのミニツールを内蔵しているのが特徴です。
 

  • 六角レンチ(H2.0)
  • プラスドライバー(M1.6~3.0のネジに対応)
  • マイナスドライバー(M3ネジに対応)
  • ポケットナイフ

 
PITAKAの公式Webサイトによると、「PitaTag for Multi-tool for AirTag」は高さ1.5メートルからの落下や体重200キロの人による踏みつけに耐えるそうです。
 
本稿執筆時点で、Amazon.co.jpでの販売価格は7,499円です。

重量感ある本体にカラビナリングをネジ止め

「PitaTag for Multi-tool for AirTag」のパッケージは、小さいのにずしりとした重量感があります。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 
パッケージを開けると、黒いケースに入った製品と、製品特徴が英語で書かれたシートが入っていました。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 
「PitaTag for Multi-tool for AirTag」の本体とカラビナリングを、イラスト入りのマニュアルを参照しながら、付属のネジ(予備を含め2本)と小型六角レンチで取り付けます。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 
本体上部の穴とリングの穴を重ねて、ネジを締めて固定します。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 
マットな質感のケース本体に、光沢があるカラビナリングが装着されました。

AirTagを取り付ける

「PitaTag for Multi-tool for AirTag」にAirTagを取り付けるには、背面プレートを指で挟み「OPEN」と書かれた方向に回転させて、背面プレートを取り外します。
 
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AirTagを穴に入れ、背面プレートを先ほどと反対に回すとAirTagが固定できます。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 
なお、付属のマニュアルにはAirTagを入れる向きについて特に指定はされていません。
 
AirTagをどちら向きに取り付けても安定する理由は、背面プレートの内側にあるシリコンのクッションがAirTagをしっかり固定してくれているからではないかと思われます。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 
PITAKAの公式Webサイトでは、穴の空いた側に白い面を入れた画像が使われています。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」
 
白い面を外側にすれば、AirTagのスピーカーが内蔵されているのでサウンドが聞き取りやすいほか、カスタマイズしたデザインを見られます。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 
PITAKAの公式YouTubeではシルバーの面を外側にした動画も公開されているので、試しに、Appleロゴの入ったシルバーの面を外側にしてセットみました。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 
シルバーの面を外側にすると背面プレートを回す際にやや固く感じるものの、どちらもAirTagを安定して固定できています。
 
どうやら、ユーザーが好きな面を外側にして使って良さそうです。
 
PITAKAの公式動画はこちらです。
 

 

存在感と重厚感、AirTag装着状態で70グラム

筆者所有のスケールで測ったところ「PitaTag for Multi-tool for AirTag」単体の重量は58グラムでした。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 
AirTagを装着した状態では70グラムでした。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 

取り付け面によるAirTagの音量・音質に違いは?

AirTagを両面にセットした状態で、Apple Watchの「ノイズ」アプリを使って音量を計測して比較してみました。
 
シルバーの面を外側にした状態では最大71〜73dBでした。
 
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一方、白い面を外側にした状態で計測したところ、最大77〜78dBでした。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 
聞き比べた印象でも、白い面を外側にしたほうが、AirTagの音がはっきりシャープな印象でした。

付属のカラビナリングで取り付け

「PitaTag for Multi-tool for AirTag」を持ち物に取り付けるには、付属のカラビナリングを使います。
 
円形のカラビナリングの直径(外径)は約32ミリ、カラビナリングの太さは約3ミリ x 約4ミリです。断面には突起があり、強度が高められています。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 
筆者は、家の鍵のプラスチック部分に直接、カラビナリングを取り付けて使ってみました。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 
最大10キロの引っ張り力に対応できるというカラビナリングには強度が感じられ、カバンなどに付けてみても安心感があります。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 

4つのツールを内蔵。ポケットナイフは活躍の場が多い

「PitaTag for Multi-tool for AirTag」に内蔵されているプラスとマイナスのドライバー、六角レンチ、ポケットナイフは、本体側面から溝に爪を差し込んで引き出して使います。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 
ポケットナイフなどが勝手に飛び出してきたら怖いな、と思っていましたが、鍵につけた「PitaTag for Multi-tool for AirTag」を、ズボンのポケットに入れて過ごしていましたが、ツール類が勝手に飛び出してしまうことはありませんでした。
 
硬派な印象の「PitaTag for Multi-tool for AirTag」ですが、4つのツールを同時に引っ張り出すと、なんだか愛嬌のある見た目になります。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 
ポケットナイフは、刃に指で触れても切れることはなく比較的安全で、封筒を開ける時などに便利に使えました。
 
PITAKA「PitaTag for Multi-tool for AirTag」 レビュー
 

まとめ:所有する満足を味わえる高い質感

筆者が1週間あまり「PitaTag for Multi-tool for AirTag」を使用した範囲では、ドライバーと六角レンチの出番はありませんでしたし、筆者の場合小さい工具が必要になる頻度は決して高くないと思います。また、ツールは小型なのでば当然ながら操作性は専用工具には及びません。
 
しかし、「PitaTag for Multi-tool for AirTag」本体の、マットなステンレスの重厚でクールな質感は、所有する喜びを満たしてくれます
 
また、「1つで色々な目的に使えるツールを持っている」というワクワク感は、小学生の頃に多機能な筆箱や多段変速自転車に心躍らせた元少年の心を高揚させてくれます。
 
使用していて少し気になったのは、4つのミニツールがどの位置にあるか分からないことです。目印として、全体のデザインを損なわない程度の小さなアイコンでもあると良いと思いました。
 
「PitaTag for Multi-tool for AirTag」は7,499円(税込)と、AirTag本体の価格(税込4,780円)よりも高価なケースですが、高品質なサージカルステンレスの質感は、毎日持ち歩くたびに満足感を味わえるのではないかと思います。

レビュー動画はこちら

文章と写真だけでは伝えきれない特徴を、動画にまとめてみました。ぜひ、記事とあわせてご覧ください。
 

 
 
参照:製品情報, Amazon.co.jp
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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