OmniVision、新型2億画素カメライメージセンサー「OVB0A」を発表

    OMNIVISIONの2億画素カメラセンサーのイメージ画像

    OMNIVISIONの2億画素カメラセンサーのイメージ画像
     
    iPhone14シリーズでは4,800万画素のカメライメージセンサーが搭載されるといわれていますが、技術はその遙か先を進んでいます。
     
    OmniVisionが新型2億画素カメライメージセンサー「OVB0A」を発表しました。

    世界最小画素サイズの2億画素カメラセンサー

    OmniVisionOVB0Aの特徴は、2億画素カメラセンサーとしては世界最小の画素サイズを実現している点です。
     
    1画素あたりの大きさは0.56マイクロメートルであり、OmniVisionは世界で初めて赤色光の波長(0.64マイクロメートルから0.77マイクロメートル)よりも小さいサイズを実現したとしています。
     
    画素サイズを小さくすることでカメライメージセンサー自体のサイズを小さくでき、スマートフォンの小型軽量化に寄与します。
     
    Samsungが画素サイズが0.56マイクロメートルの2億画素カメライメージセンサー「HP3」をすでに発表していますが、OmniVisionはこれよりも早く0.56マイクロメートルの画素サイズの開発技術を発表しているため、「世界初」としているのでしょう。
     
    2億画素カメライメージセンサーで撮影できる画像の解像度は16,384 x 12,288ピクセルに及び、iPhone13シリーズの1,200万画素カメライメージセンサー(4,032 x 3,024ピクセル)の約16倍の解像度を誇ります。
     
    iPhone14 Proシリーズには4,800万画素(8,064 x 6,048ピクセル?)のカメライメージセンサーが搭載されるといわれていますが、その約4倍の解像度です。

    16画素を1画素にする機能で低照度環境でも高画質

    画素サイズが小さくなると取り込める光の量が少なくなり、一般的には低照度環境で画像にノイズが乗りやすくなります。
     
    OVB0Aは16画素を1画素に統合して画質を向上する機能を備えており、このクラスのカメライメージセンサーとして最高の画質を実現しているとのことです。
     
    OVB0Aのサンプルは2022年第4四半期(10月〜12月)に提供開始予定で、これを搭載したスマートフォンの発売は2023年以降になるとみられます。

     
     
    Source: OmniVision
    (ハウザー)

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